熊本YWCA新聞2018年1月号

 2018-02-10
「DVサバイバーと協働するための支援者トレーニング」に参加して
 宮下 愛

去る1月7・8日に14時間にわたり、東京YWCAが主催する支援者エンパワメントプラグラムを受講しました。全国では4回目の開催ということでしたが、熊本以外の九州他県からも行政の相談員や民間の関係者20数名が参加した本格的な講習でした。DVをめぐる状況については東京YWCAのニュースレター№13(2017年4月)に詳しく、ウェブで読むことが可能ですので、ぜひご確認いただければと思います。
DV(ドメスティック・バイオレンス)とは「親密な関係にあるパートナーからの暴力」のことをいいます。 ここでいう「暴力」の形はさまざまで、身体的、精神的、性的、経済的要素を含みます。そしてDV被害者のことをサバイバーと呼びます。ここで私はDVと は、夫婦以外でも親密な関係であるならば起こりうること、それは同性どうしでも起こること、女性が男性から受けるケースだけではないことを知りました。
私は経験者の立場で十数年前からDVサバイバーの支援に関わってきましたが、今回あらためてDVやハラスメントの構造や支援のあり方を学ぶことができたことは感謝でした。印象的だったのは、相談を受けた場合にその方の話す内容を丁寧に「教えてください」という態度で臨むことが大切、ということでした。私がサバイバーとして、これまでお世話になった支援者の方たちが常に謙虚に関わってくださったことで、私が安心して話をすることができたことを思い出しました。
また、サバイバーの置かれた状況を知った時、物理的にも精神的にも加害者から離れるのが最善と思いアドバイスしたくなるものですが、クライアントの意思が何よりも優先されることを学びました。ゴールは一様ではないことを肝に銘じ、支援者が焦らずじっくりサバイバーとの関係を築き寄り添うことが安心に繋がります。また支援者が相談者との境界線をきちんと意識すること、個人情報の守秘義務があることをこの機会に考え直せたのが一番ためになりました。またどんな支援でもそうですが、支援者がバーンアウトしてははじまりません。スーバービジョンを身に着け自身がセルフケアを心がける大切さを再認識しました。
最後になりましたが、今なお暴力にさらされているサバイバーが適切な支援に繋がっていけるよう、力強い連帯が深まることを願ってやみません。よりよい支援を持続可能なものとしていけるよう祈り、実際に行動してまいりましょう。

1月聖書の学び  マルコ10章:32-45より
イエスの死と復活の予告と
弟子たちの無理解(西川晶子牧師指導)
イエスがエルサレムへと先頭に立って進んで行かれるのを見た弟子たちはただならぬ危険を感じて恐れしり込みする。そんな弟子たちにイエスはこれから「人の子」に起ころうとする十字架の死と復活について三度目の予告をされる。「人の子」とは旧約聖書で約束された救世主の称号である。自分たちが信じ従ってきた先生が、いよいよ約束された救世主としての栄光をお受けになられる時が来るようだ、しかしその前に時の権力者の手に渡されて殺される??理解を超えた受け入れがたい言葉に戸惑い、不安で一杯になる弟子たち。12弟子のうちの二人の兄弟、ヤコブとヨハネは都合の悪いところは打ち消して誰よりも早く安心したかったのかイエスに願いでる。栄光をお受けになるとき自分たちを左右の地位につけてくださいと。イエスがお受けになろうとする苦難をまるで分っていないばかりでなく、自分たちの優位、安泰、誇りを得る事しか考えてない。二人の言動に他の弟子たちは腹を立てた。抜け駆けをするとはとんでもない、許せないと・・。どこまでも同じ世俗的な次元での怒りだ。こんな弟子たちの無理解な反応に対してイエスは静かにさとされる。「あなた方も知っているとおり、異邦人の間では、支配者とみなされている人々が民を支配し、えらい人たちが権力を振るっている。しかしあなた方の間では、そうではない。あなたがたの中で偉くなりたいものは、皆に仕えるものになり、一番上になりたいものは、すべてのひとの僕になりなさい。人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのである。」と。
イエス・キリストが受けられた苦難と十字架の死の深い意味がこの言葉に込められている。身をもって示された素晴らしい教えであり、この倫理が人々の間で実践されるだけでも、自分ファーストがはびこる不穏な現代に平和をもたらす道が開けるのではないだろうか。また仕えることは自分をかえって自由に楽にするのではないだろうか。       (まとめ 俵恭子)


DVサバイバーと協働するための支援者トレーニングin 熊本        
主催:東京YWCA 協力:熊本YWCA、
コムスタカ-外国人と共に生きる会

1月7日・8日の2日間タイトルにあるトレーニングに参加しました。25名の参加者は実際に被害者支援を行っておられる方々が多く、長崎、佐賀、別府からも複数参加者がありました。熊本からも8名の方々は行政からの参加者だったり、活動の中にDVに関する事案を扱っておられるような方々で、熊本YWCA会員は全くDVの相談事案に関わったことのない者も含めて4名の参加でした。九州一円からに近い参加者を見て、そんなにDV被害者は多いのかと本心びっくりしました。以前、他県のDVを受けている方と一寸だけ関わりを持ったことはありましたが、このような学びを受けていたら、もっと違った対応が出来ていたかも知れないと今では悔やまれます。 
 1日目の最初にDV、サバイバーを理解する学びがあり、DVとはいったい何?を学びました。DVの基本理解では鳥かごに見立てた社会構図を用い、社会には支配する側の特権グループと標的とされる支配される側があり、その中にDVも当てはまる社会問題であるということです。2日目は支援に必要なスキルを学びをしました。    (江﨑啓子)  
        
1991年YWCAインターナショナルユースギャザリングが日本で開催され水俣市で開かれた分科会に参加した私は、そこで出会ったカナダYWCAのスタッフの様子を今もはっきりと覚えています。カナダYWCAはその当時からすでにDV問題に取り組んでおり、そのスタッフは被害者保護のためのシェルターの運営や様々な被害者支援活動を行っていて、DV被害者支援はカナダYWCAにとって重要な課題だと熱心に話していました。 一昨年より国内のDV被害者支援の一環として、東京YWCAを中心に支援者トレーニングプログラムが始まり、今回の熊本での開催に私も参加することができました。そこには、NPOの関係者というより各地方行政機関の相談員が多数参加していたことは、私にとっては認識を改めることでした。各行政機関が日常的に取り組まなければならない問題としてDV問題が国内でも広く認識されているということです。女性の人権問題に向き合い続けてきたYWCAはなお一層この問題に取り組んでほしいと願うものです。             (森田恵子)

私は今回、「DVサバイバーと協働するための支援者トレーニング」に参加しました。グループワークの1つに、DVの中身を具体的に考えるものがありました。身体的暴力や心理的暴力だけでなく、子供の利用や過小評価・否認・責任転嫁など、その他にも多くあるということを知りました。その中にはショックに感じるものもありました。またサバイバーが逃げなくてはならない現実、保護命令は半年間しかないことなどを知り、驚きました。2日間多くのことを学び、まずは知ることから始めることが大切だと感じました。今回学んだことを、まずは自分の周りの人に伝えて行きたいと思います。       (坂本真紀)



皆様のご協力のおかげで、今年度も3名の留学生に奨学金を送ることができました。
(紙面の都合でファンドンインさん(台湾)と張 子微さん(中国)の感想は来月号に掲載いたします)
「YWCA奨学金を受けて」
  ソウ・カンケン
明けましておめでとうございますこの度は、熊本YWCA奨学金奨学生に採用していただいて誠にありがとうございます。
私は、中国からの留学生です。今熊本大学院生2年生です。現在、研究の内容はGIS到達圏解析ツールによって、公共サービスの影響到達圏を計算して、熊本市土地の相対価値地図が出るということです。
去年の4月から、家族からのお金も無くなって、毎月の家賃とか食費とか全部自分で解決しなければなりません。その後、週4,5回アルバイトして、ぎりぎりで一カ月を過ごします。今も2年生ですが、卒論の準備とかとても忙しくてアルバイトの時間も少なくなっているので、本当に困っていました。しかし、この奨学金無事に採用に預かりまして非常に嬉しく思っています。
日本での留学期間も残り少なくなりました。奨学生に採用していただいたことに恥じぬよう、残りの学生生活を充実したものにしていきます。本当にありがとうございました。

ルーテルYの日常
ルーテル学院高等学校YWCA・YMCA
            2年 吉山 真生
 私たちは、毎週火曜日の午後5時から6時の間にミーティングを行っています。学校に文化部の部屋が足りないので、室園教会の会議室をお借りして、聖書朗読や賛美、祈り、打ち合わせをしています。賛美歌は、学校の礼拝では歌わないような賛美歌(「祈ってごらんよわかるから」・「鷲のように」・「海と空造られた主は」など)を歌っています。英語と日本語で聖書朗読をし、主の祈りも英語で唱えます。なんでも勉強だと思ってやっていると、慣れてきました。また、牧師の西川先生が、お菓子と飲み物を用意してくださってることも、楽しみの一つとなっています。(先生と室園教会に大変お世話になっているのです)1月末の例会では、熊本Yのセンターで催される留学生バザーに協力している男子に触発されて、2月の福寿草バザーに参加しようということになりました。新入会員の歓迎や卒業生のお別れ会などで、時々パーティをすることもあります。今年度は近いうちにタコパ(たこ焼きパーティのことです)をする予定が立ちました。
私たちは、ボランティア活動や聖書を読むこと、賛美をし、とりなしの祈りをすることなどをとおして、良い人格を形成し、人間力を高めていきたいと考えており、周囲の人々のためにも、自分自身のためにも、話し合いながら活動をしています。
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熊本YWCA新聞2018年1月

 2018-01-11
緒方夕佳議員が投げかけた課題とは?
                 佐藤玲子(男女共生社会を実現するくまもとネットワーク代表)
 昨年12月初め、緒方議員が赤ちゃん連れで議場に入ったことをマスコミの多くが良かったとか悪かったとか興味津々という乗りで報じました。しかし中には、なぜそうせざるを得なかったのか、女性議員の圧倒的に少ないこの国の歴史や男性本位の社会的背景にまで掘り下げて伝えたメディアもありました(毎日新聞12/6社説、週間金曜日12/15マイケルペンのペンと剣)。男女共生社会を実現するくまもとネットワーク(以下男女共生ネット)では、今回投げかけられた課題は決して個人的なものではなく、女性の社会進出を促す普遍的な課題として今後に生かして欲しいと考え、熊本市議会に次の事を申し入れました。
① 産前産後は休暇とすること、議決等にも欠席議員の意向が反映させられること
② 乳幼児の保育室を確保する事、傍聴者の託児ニーズにも応えてほしいこと
③ 今後この課題の検討委員会に緒方議員はもちろん子育ての当事者、人権活動家など幅広く意見を聞く場を設けてほしいこと
県下の女性議員の中にも「私ならあんなことはしない」とか「子育てが終わってから議員になればよい」等、時代に逆行する後ろ向きの意見を言う人もあったそうですが、先の二誌が伝えるように、国際ジェンダー・ギャップ指数上でも男女平等が後れを取っている日本の中で、グローバルな視点で政治のわかる地方議員がいるとのスタンツで、柔軟に先進的解決をして、熊本市議会が先鞭をつけて欲しいと願うものです。
 市議会から何らかの回答をもらえるまで目を離さないつもりですし、緒方議員の思いが届くことを願って今後も取り組んでいきます。12月24日、緒方議員の市政報告会を兼ねて、今回の問題に関する報告の場が設けられ、男女共生ネットのメンバー10名ほどが参加しました。子どもに育ちやすい環境を整えてやりたいとの思いで市議会議員選挙に出馬する決意を固めたいきさつが緒方議員の口から語られました。改めて、これは緒方議員の個人的問題にとどめてはいけない問題なのに、ずいぶん苦しい思いをさせてしまったと、忸怩たる思いでした。緒方議員は話の締めくくりとして、子育てと議員活動が両立できるような環境整備に今後も挑戦していきたいと決意を語りました。そして、子育てをしながらの仕事を難しくしている現状を作り出したのは、他ならぬ私たちではなかったか、そうであれば理想に近づける力も私たちには備わっているとの発言に、私たちも力づけられたことでした。

「いのちを生かす道を選ぼう」
西川晶子牧師(室園教会)
 教会の暦では、クリスマスは12月24‐25日で終わるのではなく、1月6日の「顕現日」(エピファニー)まで続きます。このエピファニーを、西方教会(ローマ・カトリックやルーテルなど)では「東の国の博士たちがイエスのところにたどりつき、イエスを礼拝した日」として記念します。
マタイによる福音書によれば、「東の方から来た占星術の学者たち」に星の導きが示されて、彼らはイエス様のもとへと導かれた。これは神の恵みが、当時の聖書の民であるユダヤ人だけでなく、すべての人に開かれたことを示していると言われます。そしてその真ん中にいるのは、権力をもった王ではなく、無力な赤ちゃんです。初め、この学者たちはヘロデ王のもとを訪れました。しかしヘロデの立派な宮殿ではなく(おそらくは貧しい)「家」の上に止まった星を見たときにこそ、この学者たちは「喜びにあふれ」ました。
その家の中におられるのは、権力によって命を圧迫する王ではなく、人の命を生かし、人のために命をささげつくすために、地上にやってきた幼子です。学者たちはヘロデではなくその幼子にひれ伏します。
わたしたちは、自分の中にいるヘロデを注意深く見つめなければなりません。自分を守るために他者を力によって排除しようとする。そんな弱さがわたしたちの中にも確かにあるのです。
イエス様と出会った博士たちは、ヘロデのところへ帰らず、「別の道を通って」自分たちの国へ帰ります。博士たちはヘロデのところへ帰りませんでした。ヘロデと決別したのです。私たちもクリスマスに、この幼子と出会いました。だから私たちも、ヘロデの道ではなくイエスの道を、いのちを殺すのではなく、いのちを生かす道を、選び取っていく一年にしたいのです。 


バザー準備  2月2日(金)10時~3時
*大掃除も行います(+_+)
   お時間の都合のつくときに少しでも!
よろしくお願いいたします。



熊本YWCAクリスマス礼拝と祝会に参加して            
   ルーテル学院高等学校YWCA・YMCA
       高校2年 渡邊 詠志
昨年の12月12日(火)、熊本Yのクリスマス礼拝と祝会に参加するために、 僕は水道町の日本福音ルーテル熊本教会へ初めて行きました。すでに礼拝中から何やらよい匂いがしていました。室園教会の牧師西川先生からメッセージが
 あり、YWCA合唱団のスタバトマーテルなどを聴きました。その歌声は教会内にとても美しく響きました。礼拝堂の趣とマッチして厳粛な気持ちにさせられました。
 祝会では、手づくりケーキやスープなどをいただきました。さっきのよい匂いはこの具だくさんスープだったのかと、食べていて嬉しくなりました。声楽家とフルート、ピアノによる演奏やオカリナの演奏は、クリスマスソングに限らずなじみ深い曲もあって、楽しむことができました。時々バザーで見る留学生の人たちが来ていないかなと思いましたが、いなかったようです。
 僕は、毎月第一土曜日に催される留学生バザーには協力参加しているのですが、まだ3,4回ですけれども、これからも熊本YWCAの方々のように、遠くから来ている留学生の生活に役立つような活動をしたいと思っています。
 クリスマス礼拝と祝会に参加させていただき、ありがとうございました。 



ネイバーズ例会報告

          12/18(月)10時~13時
「日本文化を学ぶ ~日本料理講習会~」

 今回、インフォメーションを留学生会館(ドーミトリ)に貼って頂いたので、沢山の留学生の皆さんが参加して下さいました。中国、フランス、インドネシア、韓国の男子学生コン君と留学生の奥様方に、日本人ボランティアが入り、総勢15人が3班に分かれて作りました。すまし仕立てのお雑煮、ブリの照り焼き、大根とカニかまのレモン風味、チキンのリンゴソース添え、そぼろあんかけ、コールスロー、2種類のおにぎり、お善哉に差し入れのクリスマスチョコケーキとパンプキンプリン。留学生の為に、パック詰めして夕飯用に差し上げました。 


「イスラムの文化について学ぶ会」に参加して

                金内優希菜
Cosmopolitan部研修会として「イスラムの文化について学ぶ会」を開催しました。講師として留学生のwaliulさんをお招きし、故郷であるバングラデシュのことや、イスラム教につい てお話を伺いました。その後は、黒髪のイスラミックセンターを訪問させていただきイスラミックセンターのkhan sherazさんにセンター内を案内していただきました。センター内の雰囲気はとても新鮮で、お話を伺いながらハラルフードをいただきました。研修を通して印象的だったのはイスラム=平和の意味と教えていただいたことです。
また今後も交流が図れたらと思います。さらに、新メンバーが二人参加してくださりとても良い時間を過ごせました。


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熊本YWCA新聞2017年12月号

 2017-12-07

YMCA/YWCA合同祈祷会 
        2017年11月18日
◆ テーマ:「立ち上がり、思い切って言いなさい。~抑圧や、差別におかれた人々の声を~」          
  奨励:片柳弘史神父:マザー・テレサの元で1年間ボランティアをした後に司祭に。
『現在の苦しみは、将来わたしたちに現されるはずの栄光に比べると、取るに足りないとわたしは思います。被造物は、神の子たちの現れるのを切に待ち望んでいます。被造物は虚無に服していますが、それは、自分の意思によるものではなく、服従させた方の意志によるものであり、同時に希望も持っています。つまり、被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです。』         (ローマの信徒への手紙 8章18-21節)
片柳神父はいくつかの例を持って、イエス・キリストの業(律法からの解放)を示されました。
・聖書に記される「放蕩息子」のたとえ話(ルカ10:25~37)により、放蕩の末に父の元に帰った息子に対して、父親が走り寄って息子を抱きしめた姿に、神の愛の姿を示されました。
人は行いによって救われるのではなく、神様の慈しみによってのみ救われるのです。
 神様の元に帰れば救いは走って迎えてくれるのです。それによって、罪の隷属から解放され自由になれるのです。
・映画『沈黙』の貧しい人々が神に祈り、殉教にまで至った理由は、宣教師達が命がけで伝えた神様の愛、対等・平等に人として扱ってもらえる神の心を受け取ったからと映画は伝えています。
・マザー・テレサの生き方から、人は「互いに愛し合う」という目的・使命を持って生まれている。その使命を行動で示され、神の国の実現、地上を天国にするための働きを語られました。
・昨年12月に亡くなられた渡辺和子シスターの生き方は自分に与えられた使命を最後まで全うされた方と言われています。渡辺さんは「どんなにしたくても、すべきでないことはしない。どんなにしたくなくても、すべきことはする」それは欲望に踊らない、自分を律する生き方でした。彼女の著書『於かれた場所で咲きなさい』を多くの人が手にしたベストセラーになりました。彼女は「死の後に残る物は集めた物ではなく、与えたものである」と言っています。
現代人は愛を条件付きで考え、人より優れているから愛される資格があるとか、自分は何も出来ないから愛される価値がないとか考えがちで、無条件の愛が信じられない時代です。イエス・キリストはそんな人間の中に、解放の福音を伝えられました。
人はいつも幸せを求めながらも、限りない欲望の故に幸せに到達出来ないのです。地上の栄光は掴んでも、あるがままの自分を愛する人は誰もいないと、本当の大切な意味は何?と気づくのです。欲望の満たしは無条件の愛・神様の愛しかないのです。           (まとめ 江﨑)
※YMCA/YWCA合同祈祷週とは…
   世界YMCA・YWCAでは、11月の第2日曜日からの1週間を合同祈祷週とし、 毎年一つのテーマ
のもとに、聖書からメッセージを聴き、祈りを共にするときとして定めています。


「南京を考える旅」に参加するにあたって
金内優希菜
私が今回「南京を考える旅」に応募させていただいたきっかけの一つは会員さんから聞いたお話でした。私は海外への渡航経験が無く、どこかの国に行ってみたいという気持ちはもっていましたが、行くとするならば何か目的や目標をもって行きたいと思っていました。そのような時に宿泊で、お世話になった会員さん宅で数年かけて戦争の歴史を見に様々な場所に行ったというお話を聞きました。
各地での体験談やどのような経緯でその場所に行くことになったのかなどあらゆる事を聴いていくうちに、戦争というワードから思い浮かぶ出来事は教科書や今まで習ってきた事以外にも、さらにたくさんの事実があり、一つの出来事でも国や文化、置かれている立場によって、色々な捉え方ができるのだと感じました。その際に、この「南京を考える旅」について紹介して頂き、「南京」について関心があった事、私も戦争というものを様々な国の視点から考えてみたいと思うようになり参加してみたいと思いました。
これまで、日本の受けた被害などについては多くの事を学校で学んだり、メディアで目にしたりしてきました。また、曾祖母の体験談を聞いたり、学校で平和教育にとても力を入れていらっしゃる先生がいらっしゃったりしたことなども含めて私自身、小さい頃から「戦争」の事について考える機会が多かったように感じます。日本がしてきたことを加害者的な目線から学んだこともありましたが、どうしても被害者的な目線のものばかりに触れる機会が多かった様に感じます。辛い事実や知りたくなかった事からは目を背けたくなりますが、しっかりと歴史を知りたいと思います。
これまで同じ年代の海外の学生や熊本YWCAで行われているリサイクルバザーに来ている留学生など海外の学生と交流する事がありました。みんなと話すことは、国の文化や自分自身の事、どんな勉強をしているのかなどです。そんな中、政治的なことについて、戦争についてどのように思っているのか、どのように学んできたのか聞いてみたいけど、こんなことを今、話してもいいのかと躊躇していました。楽しい交流の機会であるし、そのような事を話すほど深い交流ができていたわけでもないと思っているうちに話せないまま終わっていました。なので、中国の文化に触れ、中国Yとの交流を楽しみながら、現地で初めて出会う人たちと共に学んで分かち合い考えていく、という事にとても興味があり魅力的だと思います。
熊本ユースとして活動してきた中で、様々なプログラムや多くの方々と出会う機会を頂いてきました。その中でYWCAについて少しずつ知っていき、もっと様々なプログラムに参加してみたいと感じるようになりました。「南京を考える旅」の応募は2年ごとの応募という事で貴重な機会だと思います。また、先日行われた衆議院議員総選挙を受けて「戦争」「平和」について考えることがありました。プログラムに参加して多くの事を学び、感じて自分なりに考えていきたいです。

11月の聖書の学びから(西川晶子牧師指導)
マルコ福音書10:13-31 
子ども・金持ちの青年に向けるイエスの眼差し
子どもといえどもいつも純真、無垢であるとは言えず大人たちは時にうるさい存在として子どもたちを遠ざけようとするが、子どもたちの周囲への信頼や甘えは一途なものである。そのような子どもたちを妨げてはならない、神の国はこのような者たちのものである、とイエスは言われる。一方、子どもの時から、律法の教えを守ってきてもまだ救いの確信が持てずにイエスに教えを請うた金持ちの青年には慈しみの眼差しを向けながらも、すべてを売り払って貧しい人に施したうえで従うようにと言われた。当時、金持ちであることは神の祝福の印、正しさのシンボルであり、救いの資格とも考えられていたので、これらを捨てるということは救いから遠ざかることになるのではと考えた青年は悲しんで立ち去ってしまった。自分が持っているものを手放して空っぽになって自分を差し出すことは、自分の力で、自分の努力で永遠の命を受け継ぐ資格を築いてきたという自負があるほど難しくなる。そして救いの確信も得られないという不安も消えずに残る。それでは一体誰が救われるというのだろう。弟子たちの疑問は当然と思われる。イエスの答えは「人間にできることではないが、神にはできる」。
神への全幅の信頼をもって子どものように委ねることこそが求められているようだ。 まとめ:俵 恭子


はあもにいFESTA2017
「バザーforわくわくキャンプ」出店報告
                貝塚 好子
晩秋に寒暖の差が頻繁にあったころ、急に冷え込んだ11月18日(土)と19日(日)両日、熊本市男女共同参画センターはあもにい主催の、はあもにいFESTA2017。 RIZE UP~みんなで踏み出す笑顔の一歩~ のテーマは震災から1年半を過ぎて復興に向かう気持ちを表しています。
参加30数団体が、4回の全体会議と分担作業に
出席し、会館スタッフと共に運営してきました。
熊本YWCAは、知名度とわくわくキャンプ等の活動紹介を地域へ広げる良い機会であり、キャンプの資金確保のためにもリサイクルバザーと産直野菜販売で昨年から参加しています。 
今年は、2日間の出店で物品の不足や来客数が少なくリサイクルバザーは低調でした。物品の復興が進んでいるのかな、と勝手な推測をしています。  
ただし、村上農園の野菜販売は今年も好評で開店前から待たれていました。ご主人は、対面販売は苦手と遠慮がちでしたが野菜の事、調理法の質問に答えられていてお客様は満足されていました。早々に、売り切れ御免の完売です。
ユースは連日3名の参加でバザーとわくわくキャンプの活動パネル紹介とボランティア募集・寄付のお願いチラシ配布、特製タオル売り込みに動く行動力や、関係団体のワークショップでユースが意見発表して、若者が活動しているYはうらやましいと聞き、ユース達の成長を思いつつ頼もしく感じました
シニアは全体行事の役割分担として、クイズラリーの受付・景品交換の役目も果たし、バザーでは慣れた手つきとおしゃべりで商品のアピールと販売にヤングに負けず活躍しました。
来年、企画があれば店番だけでなく、他団体の出店、講演会、ワークショップに交代で行けるよう、多くの会員様方にご参加を期待するところです。


ネイバーズ会報告
 11月21日(火)10時~13時、YWCA2Fで、クリスマス・タペストリーを作りました。以前よく参加なさっていたジェセフィンさんやマリーナさん、ロセルさん(フィリッピン)もいらして頂きました。また、タイのティンパワンさんとオラデさんは、機会があればタイ料理を教えて下さるとのこと。早速来年のネイバーズ会でお願いしたいと思っています。タンザニアのリリィさんは1月中旬が出産予定日なので、来月までは参加して暫く産休するそうです(笑)お馴染みの、韓国の李さんは前回作ったフラワーアレンジを、娘さんの小学生のお友達を呼んでみんなで作って楽しみました!と嬉しいご報告をして下さいました。
 来月は、恒例の日本料理教室です。また多くのかたとの出会いを楽しみにしています。
(担当:竹屋)


9月13日角居道子さんご逝去
    ご冥福をお祈り致します。
道子さん
どの雲に乗ったの?
そう、あの白いふわふわの綿雲ね
どの風に乗ったの?
そう、酷暑からのがれて吹き始めたあの涼風ね。
どの歌を歌っているの?
そう、大好きな童謡と、一緒に歌ったあの透明な宗教曲ね
空を見上げていつも話しています
         ふるかわ きみこ
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熊本YWCA新聞2017年11月号

 2017-11-10
「YWCAとCを考える」       
  坂本真紀
 10月22日(日)に、Cosmopolitan部の10月研修会を行いました。テーマは「YWCAとCを考える」でした。目的は、まだ活動を始めて日が浅いメンバーがYWCAについて知る、長く活動してきたメンバーは改めてYWCAを考える機会にすることです。また、改めてシニアとユースの親睦を深める場にすることでした。そこで、熊本YWCAの俵恭子さん、日本YWCAの臼井一美さんにお話をしていただきました。
 俵さんは、聖書に書かれてある「A Good Samaritan(良きサマリア人のたとえ)」についてのお話でした。このお話から、YWCAの「C」にはChristianという意味だけでなく、他に3つの「C」があるのではないかと言われていました。それは、「Compassion(共に苦しむ)」、「Communication(思いを共にする)」、「Community(共同体、コミュニティ)」の3つです。この3つの「C」は、YWCAの活動で大切にしていくべきものではないかと話してくださいました。
 臼井さんは、「YWCAとCを考える」というテーマに沿って、お話とワークショップをしてくださいました。お話は、臼井さんとYWCAの出会いについてや、そもそもキリスト教って何か?などについてお話してくださいました。
ワークショップは、皆がそれぞれキリスト教とYWCAのイメージをどんどん付箋に書いていき、皆が書いたものを言葉ごとにグループ分けをするというものでした。皆が最も多く書いていた言葉は、「愛」「平和」「思いやり」「仲間」「つながり」などでした。このワークショップでは、各地域Yで最も多く書かれる言葉は違うのだそうです。なので熊本Yでは、シニアもユースもYWCAのことをどう感じているのかを、皆で再確認することができました。
そして、今回の研修会でとても嬉しかったことは、シニアの方がたくさん参加してくださったことです。最近はシニアとユースが一緒に活動する機会、お話しする機会が減り、とても悲しく、寂しかったです。なので今回、シニアの方と共に活動し、たくさんお話しすることができて、とても嬉しかったです♪  これからも、熊本YWCAとしてシニアの方と一緒に活動していきたいと思っています!!


YMCA・YWCA合同祈祷会のお知らせ
○日時 11月18日(土)9時~10時半   ○ 場所 花陵会(熊本学生YMCA花陵会)    
奨励 片柳弘史神父     「マザーテレサと平和についてのお話し」 




それぞれ大切な「Y」「W」「C」「A」そして「Y」~「ミドル」の立場からのぼやき~

吉村千恵
 私がユースだった頃、私の回りにはユースが少なかった。今、熊本YWCAにはユース会員がたくさんいて、熊本Yの活動の大車輪になってくれている。
 「熊本YWCAにはユースがたくさんいていいですね」とよく言われる。そう言われるとちょっと返事に困ることが多い。別に団体維持のためのユースではないし、そんな簡単にユースはいいことばっかりじゃない。個性豊かな会員が多いYWCAならではの普通の仲間だと思う。ただ、幸せな事もしんどいことも、ユースがいなかった頃よりは増えて喜怒哀楽に忙しくなった会員は多いのではないだろうか。そしてきっと「でも、幸せの方が多いよ」と最後に一言言われそう。
 YWCAがユースを増やそうと言い続けて幾久しい。増やされたうちの一人がたぶん私。ユース会員が増えたらいいなと思っているのはどこも同じで、どこも、ユースが増えるとそれだけで問題が解決(何の?!)したと思う人も多い気がする。そして、自分たちの思っている枠の中でユースが何か新しいことやすごいことをやってくれるだろうと期待している。だからユース会員にはユースの職員を組ませようとするし、ユースが集まっていればうまくいくだろうと丸投げすることも多い。投げられたユースは困ってしまう。
 これは持論だけど、実はユースに何かをやってもらおう(これ自体もずいぶん勝手な発想だけど)と思うならば、その何倍もシニアやミドルが頑張らないといけない。計画をたてること、予算を獲得すること、ファンドレイジングをすること、運営委員会を説得すること、一端ケリがつくまで活動を維持・継続すること、仲間と何かを民主的に創り上げていくこと、一つとして簡単なことはない。これは年齢に関係なく新しい会員も同じかもしれない。いや、長い人も。
 ユースは確かに新しいアイディアや疑問を持っていてすばらしい。でも新しいアイディアを活かしつつ、現実的にYWCA全体のものにしていくには対話・時間・愛情・お金・相互理解その他色々必要。新しいアイディアをもちつつYWCAのことがよくわかっている人なんていたら怖い。そもそも一人で両方もつ必要はない。補い合っていけばいいのではないかと思う。だからこそ、YWCAは協働の場になっていくのではないかと思うし、セーフスペースにつながるはずだ。
 保養キャンプから始まった熊本YWCAのユース活動がもうすぐ4年を迎える。最初の二年はみんな必死にやってきて、三年目は熊本地震でてんやわんや。ホットしてきた一年後ぐらいに疲れがどっと出て数年前とは状況も変わって来ている。 
 一方でユースはどんどん成長している。今では(も)わたしはユースに教えられることが多い。日程調整やアジェンダ作成、司会に記録、ちゃんと自分たちでやっていて、私が適当なことをいうと怒られる。幸せだと思う。ユースたちは、ちゃんとYWCAのことを考え、シニアが大変な状況も理解している。理解しているけど、ユースはシニアと一緒にやって行きたい、YWCAが多世代協働であることを大事にしたいとラブコールを送る。YWCAのごはんがおいしいのは、そこに会員がいてともに何かを創り上げるという背景を感じるからで、決して高級食材を使っているからではない。胃袋をつかむという単純なことではないのだと一生懸命語ってくれる。
 ユースの想いを感じる時、改めてミドルの役割は何かなと考える。ユースに出来る限り自由にやりたい活動をやってもらう一方で、YWCAのことを伝えともにYWCAのプログラムを創っていくこと両立するためには、繰り返すがユースと向き合い、豊かな発想を大事にしつつ対話・時間・愛情・お金・相互理解その他色々必要になる。ユースとちゃんと向き合うしかない。YWCAとしての豊かな未来はきっとその先にあると思う。たとえそのユースが個としてYWCAに残ってくれなくても。
 熊本YWCAはユースとの協働についてチャレンジをしてる途中だと思う。今は、山あり谷ありの新しいYWCA作りの中間点ではないか。今ここで心機一転次のステップに向けて仕切り直しが必要だと思う。それを乗り越えつなぐ役割としてミドルがあるのかもしれない。次のステップへのマネージメントの役割。豊かな未来とシニアが創ってきた歴史、そこに私のエッセンスを加えながらつなげたら楽しいかなと思う。
 とにかくあちこちのユースがシニアに出会い、自分の人生を進む時のステップの場としてYWCAがあったらいいなと思う。そのための応援をミドルとシニアが協力しあって出来たら最高だと思う。今色々大変ですが、少しづつみんなが協力して熊本Yを盛り上げていきたいなと思います。

「第一回ユースギャザリングに参加して」
高野果穂
 10月7日から8日、1泊2日に大阪YWCAを訪問し、ユースギャザリングに参加してきました。 東京、大阪、京都、神戸、福島、熊本のユースが集まり、今後YWCAでやってみたい活動を話しました。全国の地域Yに行ってみたい!ユースの修学旅行をしたい!Skypeを使って勉強会をしたい!中高YWCAの人たちと関わっていきたい!などたくさんの意見が出てきました。今後このやりたいことが実現できるように連絡を取り合い企画実行していく予定です。
 今回参加して思ったことは、おしゃべりが好き、行動力がある!など、シニアやミドルに感じられる「Yの人らしさ」をユースにも感じられました。初対面だけど安心感があり打ち解けあえました。
 夕食は大阪YWCAの方の手作りのお好み焼きでした。ふわふわでとてもおいしかったです。また、Yのご飯に胃袋をつかまれました!
 来年は熊本での開催です。また、来年ユースのみんなに会えることが楽しみです。


ネイバーズ会 「デザイン生け花」
 今回は、綿を入れた布で作った花を孟宗竹に
咲かせました。不思議なことに花の色でお国柄が
出ていました。鮮やかなピンクやグリーンを使ったのは、韓国の李さんと小学校5年生のお嬢さんのダユンちゃん。落ち着いたデザインの色合いは、
インドネシアのアンバさんとリリスさん。タンザニアのリリアンさんは、丁寧に可愛い花を。そして初めて参加したアメリカのトニさんは、カラフルな色の花で、配置に拘って生けました。
講師の長尾 登代さんがご準備して頂いた竹の節のベースに紙粘土の重りとオアシスを入れて、作った花を活けると部屋が明るくなりました。
 来月は、クリスマスタペストリーを作ります。
お楽しみに・・・!     (担当:竹屋)

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熊本YWCA新聞2017年10月号

 2017-11-10
核廃絶を訴える高校生平和大使の活動について
                                     俵 恭子
 自国体制を守るため核とミサイル開発に血道をあげる北朝鮮に対して完全破壊も辞さないと脅すアメリカ、両首脳間で核をめぐる一触即発の言葉の応酬が続いている最中、アメリカの核抑止力を頼みとする自民党政府は国難の危機打破のため9条改憲を問う名目で臨時国会を冒頭解散、衆議院選挙に踏み切りました。自民一強に対抗して希望の党がにわかに結成されてマスコミを賑わしていますが、改憲と安保法制の堅持にはかわりません。唯一の核被爆国として、被爆の悲惨な実相を世界に知らせ核廃絶を強く訴え、二度と同じ戦争の過ちを犯さないため憲法9条を堅持して平和外交を進める事こそ、今日本に求められていることではないでしょうか。戦争責任を問い「核否定の思想に立つ」活動に戦後ずっと取り組んできている日本YWCAに連なるものとして、身近なところからできることをあきらめずに続けなければと思います。
そんな思いでいた去る9月30日(土)午後、熊本被曝二世、三世の会主催「ノーモアヒバクシャ」~広島・長崎の証言を未来につなぐために~、に参加する機会がありました。被爆者の証言を基に現役医師の音楽ユニットが作詞作曲した歌「おばあちゃんの残したもの」に胸打たれ、被爆二世吉川徹さんの被爆者運動にかける深い思いに耳を澄まし、原水禁世界大会長崎大会に参加した高校生一万人署名運動のメンバー3名の体験報告を伺って大変力づけられました。特に、今年第20代高校生平和大使の一行22名の一人としてスイス国連欧州本部等を訪問して、核兵器廃絶を訴える署名214,300筆を手渡しピースメッセージを発信するとともに幅広い平和交流を行ってきた九州学院2年生の荒木美柚さんの報告には感動さえ覚えました。多様な意見に耳を傾け学びあったこと、人の痛みを知って感じたことを同世代や次世代に伝え広げていこうとする姿に未来への希望を感じました。以下に荒木さんのスピーチ原稿を転載いたしますのでお読みください。

『私は被爆地・ナガサキに近い熊本県からきました荒木美柚です。私は12歳の時、修学旅行で訪れた長崎で、初めて被爆者の方のお話を聞きました。その体験はあまりに壮絶で、幼い私にはとてもショッキングなものでした。それと同時に、原爆の恐ろしさと平和の尊さを知りました。平和を脅かす世界で起こるさまざまな問題に深い関心を持っていた私は、高校生になってすぐ、核兵器廃絶と平和な世界の実現を目指す高校生一万人署名活動に参加しました。
活動を続けていく中で多くの被爆者の方のお話を聞く機会がありました。被爆者の方々の多くは私たち高校生に対して、「皆さんが私たち被爆者から直接話が効ける最後の世代です」と言われました。その言葉通り、原爆投下から70年以上が経った今、被爆者の平均年齢は80歳を超え、高齢化が進んでいます。熊本県には現在1000名ほどの被爆者がおられますが、毎年100名ほどが亡くなられています。被爆者の皆さんは、声を震わせながら思い出すのも苦しくつらい経験を話すことで、二度と同じ過ちを繰り返してはならない、核兵器を世界からなくしてほしいという思いを、私たち若い世代に託しておられます。被爆者の体験や願いを次の世代に語り継ぐことは、私たち若い世代の責務です。被爆者の声は、平和を希求する人類全体へのメッセージです。直接戦争体験がない世代でも、被爆者の声をしっかりと受け止め、勉強して、自分の言葉で伝えていけば、きっと伝わっていくはずです。
今、非人道的な核兵器を法的に禁止しようという動きが起こっています。これまで長きにわたり、核兵器廃絶を訴え続けてきた被爆者の方々の思いを引き継ぎ、次は私たちが行動していく番です。私は、唯一の戦争被爆国・日本の国民の一人として、被爆者の方々の思いと共に、これからも戦争の悲惨さと核兵器廃絶を訴え続けていきます。』



聖書の学び9月23日 (西川晶子牧師指導)
マルコによる福音書10章1節  柳田 恵里子
最近、マスコミでW不倫という言葉を聞きます。道徳に外れるとか、人の道に背くとかを言うのでしょうが、道徳とか人の道といった恣意的な観点で人を監視する嫌な言葉です。
さて、このマルコ10:1は、離縁についてです。私は結婚とは一種の契約だと割り切っています。契約の下でいろいろな事情はあっても問題が表面化されずに収まっている部分もあります。一方、結婚を考えるということは、その社会の文化的、歴史的、経済的状況など、あらゆる要素が絡み合います。しかし、マルコ10:1は短いですから、ここからは結婚離婚を考える手掛かりを得たいと思います。こうした気持ちを前提にこの節の流れを見てみます。
〇場所は、ユダヤに入ろうとするイエス。イエスを見極めようとするファイサイ人。
〇彼らは離縁状について追及し試そうとします。(「申命記」24:1参照)
〇イエスは、モーセの離縁状は再婚可能の証明であり、弱い女性を救うことになると伝えます。経済力を持たぬ女性が離縁されれば、貧窮するか、売春婦に身を落とすだけだと。再婚とは困窮からの救いだとしてモーセを支持するのです。
〇イエスは「天地創造」から結婚の意義を語ります。(「創世記」2:24∼25参照)
〇さらに、イエスは離婚後の再婚についても語っています。
重要なテーマですが、わずかな字句なので具体的な情景が摑めません。ただ、男の姦通罪については古今東西、寛容であったと想像されますし、売春婦の差別について同性としては苦しいです。このマルコ10:1は当時の女性の地位を知らねば理解できないことばかりで、とても90分の時間では足りないと思いました。



 リレートーク       
常葉 俊子
 熊本を去って早いものでもう5年になろうとしています。人生の重要な時期の41年を送り様々な経験をした大切な大好きな地。なかでもYの仲間とのきびしくも楽しい活動の年月は私を育ててくれました。離れてきてしまった痛みと共に、熊本に対する想いはこれからも変わらないと思います。
 こちらでの暮らしといえば、昔も今も変わり続ける東京ですからすっかり変貌し、以前の面影を見つけるのも難しく、度々訪れていたにも拘らず暮らすとなると又別で、慣れるのには少し時間がかかりました。特に交通網の変化。便利になったとはいえ複雑で、時間空間の距離感を掴むのは大変でした。圧倒的な人間の波の間を若者として動くのと、高齢者として動くのとの違いは・・ご想像下さい。首都圏も随分と膨張し神奈川・千葉・埼玉を更に越え人々は行き来しています。住まいは川崎市で、東にも西にもほんの数駅行けば東京、横浜という位置。立田山の豊かな緑がない代わりに、四階の住居から大きな空が広々と見渡せ、鳥の声の代わりには子ども達の遊ぶ声が聞こえてきます。近所は若い家族が多く、自転車の前後に子どもを乗せ(時には胸に小さな赤ん坊も)頑張っているお母さんたちの姿に陰ながらエールを送っています。私自身は近くに住むようになった家族に会えるのが何よりですし、旧友との交流も再開出来ました。週1回きつ~い体操に通いながら自宅で何となく柔軟体操。週ほぼ2回は合唱、これも全身と頭をフル活用です。来週に迫った演奏会で歌うモーツアルトの「レクイエム」のラテン語歌詞が、一晩中頭の中でグルグルして眠れない夜も・・。
 先日ある本で、「真の持続は、創造的な持続である」という言葉に出会いました。考えてみると熊本Y新聞の発行が毎月続けられていること― これは本当に創造的なことですね。活動の内から出てくるものであり、逆に活動を促し生み出すという両面を持っている。私もYの活動から離れても読むたびに刺激を受けています。担当して下さる方々に感謝を捧げます。

☆Cosmopolitan部10月研修会のお知らせ☆
テーマは、「YWCAのCについて考える」です。
この研修の目的は、まだ活動を始めて日が浅いメンバーがYWCAについて知る、長く活動してきたメンバーは改めてYWCAを考える機会にすることです。またシニアとユースの親睦を深める場にしたいと思っています。
日時:10月22日(日)・13:30開場、14:00開始
場所:熊本YWCAリサイクルセンター
内容:熊本YWCA俵さん「A good samaritan」、日本YWCA臼井さん「YWCAのC」
研修会の後にはお茶をしながら、懇親会をします。臼井さんと、また改めてシニアとユースの親睦を深めていきましょう(^^)
皆さんの参加をお待ちしています!! (坂本真紀 記)

「ガールズロック」報告  
  
 梅崎有花
8月27日に横浜で行われた「ガールズロック」に参加させていただきました。ギター・ベース・ドラムは触ったこともなかったので正直いうと「弾けるだろうか」という不安もありました。私はギターを担当し、最初は全然出来なかったけどだんだん弾けるようになるととても楽しくて、弾けるようになるんだ。やってみることが大切だな。とその時に感じたことを覚えています。音になってくるとそれがとても嬉しくて、他のドラムやベース、ボーカルと合わせて一つの曲を作り上げ、音楽の楽しさや感情や想いを表現する大切さと難しさを学ぶことができました。 また、横浜は初めて訪れる地であり、まず人の多さや建物の高さに驚きました。横浜中華街では本当に中国へ来たのかと思うくらいの雰囲気で様々な声が飛び交ったり、初めて見る漢字があったり、食事も初めて羊の肉をいただき、異文化を体全体で感じることができたように思います。夜は金剛さんのお宅へ泊めていただきました。金剛さんは、外国へ行ったらいろいろな発見があることや、考えが変わったり、もっと意欲的になれるということ、すごく楽しいし、いい経験になるというお言葉をいただき、私も様々や経験がしたいと思うようになりました。またご夫婦の会話も面白くてとっても仲の良いご夫婦で温かい気持ちになりました。2日間という短い間でしたがとてもいい経験をさせていただいたと思います。ガールズロックは次回、熊本で開催予定です。今回の経験を生かし、次回は熊本で自分の思いを表現できればと思っています。


Cosmopolitan部研修会報告   
金内 優希菜
Cosmopolitan部9月研修会を9月24日に国立阿蘇青少年交流の家にて行いました。今回のテーマは「レクリエーション指導法」で講師はWakuWaku OFFICEあそBe隊代表 薄井良文さんにお願い致しました。研修会は薄井さんの軽快にかき鳴らすギターと歌から始まり、ノリノリになりながら全員で一緒に声を出すことで、自然と場の空気が温まっていくようでした。屋内にて目的別にいくつかのレクリエーションを教えていただき、初めてのレクリエーションや馴染みのレクリエーションのアレンジ版など、新たな発見を楽しみつつ学んでいきました。屋外ではキャンプ場内にあるアスレチックを使い、みんなで声を掛け合い工夫しながらミッションのクリアを目指しました。自然に囲まれての活動は、やはり短時間でもリフレッシュすることができます。
今回の研修では、レクリエーションの意義や行う側の意識などについてもご指導いただきました。そして実際に自分達もプロの方の指導を受け、体験し楽しむ事で考え方や方法を見直すきっかけにつながったと思います。またスキルを身に付けるには経験を重ねることが大切だと改めて感じました。研修を活かし今後も多くの経験を積んでいきたいです。      




















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