熊本YWCA新聞2013年3月号

 2013-03-17
熊本YWCA年次総会に向けて~雑感~
                                 俵 恭子
 3.11からやがて2年になります。東北大地震大津波による甚大な被災に加えて、人災といえる福島第一原発事故がもたらした恐るべき放射能汚染に日本中が震撼となり、ました。直接被害をこうむった人々への様々な支援の輪が「絆」と叫ばれながら広がり、もしかしたらこの未曾有の不幸を通して日本の時代精神が隣人愛の価値観へと大きく変化を遂げるのかもしれないと思ったのですが、まだまる2年もたたないうちに人々は景気復活を錦の御旗に掲げて登場をした政権を選択してしまいました。原発再稼働
容認、TPP交渉参加、武器輸出禁止3原則の例外承認、・・これらの先には憲法改変まで待ち受けています。被災地の本当の意味での復興および将来の子どもたちのいのちと安全を保証することこそが最優先課題として取り組まれるべきだと思います。
YWCAは「女性がつくる安全な社会」をミッションとし、「泣くものと共に泣き、喜ぶものと共に喜ぶこと」を私たちのパッションとして、私たちにできる取り組みをアクションへとつないでいく活動団体です。昨年3月は、日本YWCAのセカンドハウスプロジェクトに応募し、福島の親子2組を保養のために熊本に迎えました。その御縁はいろいろな方法で今もつながっています。7月には福島県立西校の生徒さん9名と担任教師を水俣に迎えて、地元の方たちと交流しながら水俣病の歴史と教訓に学んだり、美しい自然を満喫したりしました。8月には、他団体と協力して、被爆ピアノチャリティーコンサートを開催、YWCA合唱団も「平和の祈り」の美しい響きを届けました。益金100万円を5つの被災者支援団体に募金することができました。秋以降は熊本に福島や岩手、関東一円より避難してきている方々に連帯して、福島原発事故被災者・子ども支援法の実効を求める働き等にも関わっています。3月10日には、他団体と協力のもと「3.11さよなら原発」集会、犠牲者追悼キャンドルサービス、ピースウオークが行われます(チラシ同封)。尊い命を失った方たち、またご遺族に深い哀悼の意をささげ、又市民の力で世論を強めるチャンスを大切にしていきたいと思います。
来年度は熊本YWCA創立50周年を迎えます。早速実行委員会が立ちあげられ準備を始めています。8月24日には核廃絶の祈りを込めた映画「Gate」の上映、10月19日には創立記念礼拝及び記念講演会(姜尚中氏)を計画しています。今からどうぞご予定ください。4月6日の大切な年次総会には会員の皆様はぜひご出席ください。

2月聖書の学び「十戒の中の第四戒」

「十戒」と聞いて皆さんはきっと思い出される映画があるのではないでしょうか。
そうです!あの有名なチャルトン・ヘストン主演のアメリカ映画なのです。
映画では聖書の記述に沿って、ヘブライ人がエジプトの地で人数も多くなり苦しい生活を
強いられ、その姿を見た神様がモーセに命令してヘブライ人をエジプトから導き出される
様子が描かれました。数十万人とも言われる民を率いて脱出する様子は、追っ手のエジプ
ト人から逃れるために紅海が割れ人々が渡り終わった時、また紅海は閉じられ追っ手は海
に飲み込まれる様子も描かれました。
そのモーセが神様からいただいた十の戒めのことが「十戒」なのです。この十戒の前には
序文とも言うべき「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導きだ
した神である」と言う記述があります。
さて、2月の学びのまとめに入ります。今までに数回の学びが行われています。今回
はこの4戒に当たる「安息日」規定「安息日を心に留め、これを聖別せよ。六日の間働い
て、七日目はあなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない」とい
うものです。これは神様が創造の業をなさった時(旧約聖書創世記)七日目に休まれたこ
とに由来しています。私たちも仕事ばかりしていると疲れてきます。しかし、人間の限界
に対しての大切な休息としてこの七日目=安息日は与えられました。安息を守ることは私
たちが生き生きと健やかに生きる秘訣ではないでしょうか。
 また、今の人生に苦労があっても、いつか訪れる終わりの日には、主の用意される永遠
の安息に入るという約束が希望として与えられています。        (記 江崎)

  ひな祭り

去る3月3日「慶徳地域コミュニティーセンター」にて恒例の「熊本YWCAひな祭り」が行われました。17人のお弟子さんたちをお連れになった着付けの小池先生を始め、いつもながらあでやかな踊りをご披露くださる原田さん(踊りの時の沢山のお手製の小道具持参)、そして今回初めてお世話になる裏千家のお茶の木原先生(やはり正装したお弟子さんもご一緒)の協力でいつものように華やかな楽しいひな祭りを行うことができました。
花のような振袖姿の女性たちに混じり紋付姿の凛々しい男性群も侍風情を心底楽しんでいました。又、お点前での茶道の講釈には皆真剣な面持ちで聞き入っていました。さらに今年は中国の留学生段さんによる二胡の美しい演奏まで楽しむことができました。繊細さと力強さが相俟ったその演奏に皆聞き惚れてしまいました。参加者の数は昨年の半分でしたがほぼ予約通りの人員で整然とした作業の中で和気あいあいと物事が進んでいきました。初めての着物体験の人もこれで二度目だという人も皆高揚した顔をほころばせて異文化体験を堪能しているようでした。会場である「慶徳地域コミュニティセンター」は熊本に新しい外国人にとっては少しわかりにくい所にあり地図の案内にもうひと工夫が必要でした。ただ、センターの管理係の方にはとてもよくお世話していただき部屋の使い勝手のよさとともにありがたい存在でした。
国の数14、参加人数23、そして30名近くのボランティアのお手伝いの方々による大きなイベントも無事終わり季節は桜の花へと移っていきます。                          (石田 記)

    ネイバーズ2月例会(2/15)報告と
 一年間の活動を振り返って、そして来期は・・

ここ数年、趣を変えた“お雛様”を作っています。今年は〜絵馬にデコパージュで飾るお雛様〜に挑戦しました。日本的な作風の中に斬新なアイデア!参加した留学生だけでなく日本の方々も楽しんでいる様子でした。留学生にとっては、帰国するときのいいお土産になったようです。
 平成13年度の活動は、4月のピクニックに始まり
・生け花・アフリカ、ルワンダのお話会・簡単デザート作り・日本家庭料理そして今回の・お雛様つくりでした。留学生やそのファミリーが少しでも熊本での生活が豊かで、充実した日々を送るためのお手伝いが出来たら・・との思いでネイバーズの活動を行っています。いつも参加者の笑顔に開催意義を感じています。
来年度は、日本の文化にふれるだけでなくもっと幅広い活動が出来るようにスタッフと考えているところです。                                                          (竹屋 記)

YWCA朗読の会に参加して 』
                                                  奥村厚子
 現在朗読の会では、阿川佐和子さんの『サワコの和』を読んでいます。ユーモアあふれる内容で読んでいる時思わずクスリとしてしまいそうになります。
 改めて自分の声を聞くと、籠った声でイントネーションもおかしいことに気づきました。本当に聞いてくださる方の役にたっているのかと思います。せめてと思いアクセント辞典を調べたり、広辞苑で言葉の意味を調べたりしてはいますが、まだまだ発展途上中!乞うご期待!状態です。録音後のティータイムも楽しみです。メンバーの皆さんが中々のストーリーテラーでいらっしゃるので、思わず今まで自分の興味がわかなかった分野のお話でもムクムクと好奇心が湧いてきます。この時間は私にとってやんわりと暖かく、そして五感を刺激される大切な時となっています。みなさんも参加されませんか。











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熊本YWCA新聞2013年2月号

 2013-02-12

講演「世界の女性の歩みと、地域で暮らす私たち」に臨んで
                                              石田喜美子
まず講師“有馬 真喜子”氏のプロフィールに触れましょう。「国連女性機関日本国内委員会 理事長」とあります。「国連女性機関」初めて聞く名前でした。ジェンダー平等と女性のエンパワーメントの為に活動する国連機関とあります。2010年に国連総会によって作成されました。ユニセフなどと同じような存在だそうで、事務局長は3人の子供の母親であり小児科医でもあるチリ前大統領です。さて有馬氏にもどります。十指に余る輝かしい経歴、受賞にもかかわらずそのお話しぶりや表情は さすがと思わせるものでした。いくつもの戦いや困難を乗り越え、人々の厚い信頼を得てこられたお人柄を思わせる暖かい優しいものでした。
「世界の女性とともに歩む」これはYWCAの「世界中の女性と幸福を分かち合う」という理念に沿うものでさらに雇用の問題、家庭内暴力、いじめ、環境の問題等に取り組んでいられると聞きまさに心強い同志を見る思いでした。世界中がややもすると悲観的になるほど混沌としている時、今こそ女性の力が必要なのではないでしょうか。あらゆる面での女性の関与、女性の経済的エンパワーメントの推進、国の開発計画と予算へのジェンダー平等の反映等々が行き詰った世界を変えていくのではないのでしょうか。お話を伺っていて同じ思いを分かち合えるうれしさで力が湧いてきました。
ところで今日本は世界から期待されていることがあります。それは「災害と女性の問題」そして「高齢化と女性の問題」です。まさに私たちが身近に抱えている又世界中が抱えている大きな問題です。悲惨な災害下での日本全体、あるいは地域での具体的な活動や取り組みの例を世界に紹介し発信していくことが求められています。日本人としての責任の在り方が改めて認識させられます。「グローバルな視点で考え、行動は地域から」あるオーストラリアの女性の言葉だそうですが世界中で共有できる言葉です。
講演会の後は熊本市長や潮谷氏(前熊本県知事)等を交えての「男女共同参画活動フォーラム」が行われ、熊本県下の活動状況、課題等が取り上げられました。平成12年に設立された「熊本県男女共同参画活動交流協議会」は県や市と連携をとりあいながら団体や企業によって活動が続けられています。県内でも少しづつ進化していく過程が感じられました。
講演会冒頭での「熊本大学男女共同参画推進室」の取り組み」についての報告とさらに近い将来、熊本大学全教職員の男女の比率を等しくしたいという学長の発言には頼もしさを覚えました。
改めてYWCAの使命と活動に思いを噛みしめながら熱気の残る会場を後にしました。




1月聖書の学び   十戒より  
熊本改革派教会・宮崎牧師指導

第3戒「あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。」
名は自分が何者かを示すもの、主の名とは、神が御自身を啓き示すものであるので、これをみだりに扱ってはならない、という戒め。ウェストミンスター小教理問答書では、この第3戒について3つのことが説明されている。まず主の名について。出エジプト3:14で神はご自分の名を「有りて有るもの」と言われた。これはヤハウエ(私は共に在るの意)と発音されたが、みだりに唱えてはならなかったため人は神を称号でアドナイ(主)と呼ぶようになった。その属性は全能、聖。神は、み言葉とみ業(聖書と大自然を含む)を通して御自身を示されている。新約においてはキリストを通して。その別名はインマヌエル(神我らと共に在り)である。
次に、第3戒は、神が御自身を知らせるのに用いておられるどんなものをも汚したり濫用することを禁じるものである、と説明。神の名を軽率な誓いや、のろいのために用いるのはもってのほかである。さらにこの戒めが第3戒に加えられている理由は、この戒めを破るものはどんなに人々からの罰を逃れても、神ご自身の正しい審判から免れさせることはなさらない、と知らせるためと説明。
 主の命令によってなすべきこと、守るべき規定(10戒)を、社会的次元でとらえて考えると、今の時代多くの規範が緩み、歪んできているのではないか。沖縄基地問題、憲法9条改変の動き、原発事故放射能汚染の問題等々、小選挙区制選挙の結果自民党の圧勝で日本の議会制民主主義が危機に瀕している。「平和の君」主イエスの視点からこれからの日本の政治を見守り、聖書を読み学び、しっかり立つべき地点に立って物事を考え対処していく思慮と勇気が与えられるよう祈りたい。     (俵恭子まとめ)






◆インドYWCAの女性への暴力抗議行動
2012年12月、23歳の女子学生が集団レイプを受け死亡した事件を契機にインド各地で大きな抗議運動が起きていますが、1月に入っても性的暴行・殺害事件が相次いでいます。インドYWCAは、教会関係・人権関係・ユース関係団
体およびネットワークとともに、自国政府に対し以下のことを求める呼びかけを行っています。
1.公共の場所への、女性警察官を含む警察官の派遣とパトロールを強化し、暴力事件を予防して女性の安全を保証すること。女性にとって安全な町にするためのインフラを整備すること。
2.裁判所におけるレイプ事件への対応速度を早め、法廷審問を毎日おこなうことで6ヵ月以内に判決が降りるようにすること。警察による捜査には時間的期限を設けること。
3.捜査手続きを定めすべての警察署に周知し、それをきちんと履行しない警察官に対する措置を講ずること。
4.女性に対する悪質な犯罪を扱う際の警察の対応の鋭敏性、効果的な捜査、ならびに責任を持った対応を強化すること。
5.レイプ被害者に対し、遅延や複雑な手続きなく緊急救援、法的支援、医療支援ならびに長期リハビリテーションが提供されるようにすること。
◆インドYWCAへの連帯メッセージ募集
世界YWCAはこの状況を深刻に受け止め、インドYWCAに連帯するとともに世界中の政府に対して女性への暴力に対する取り組みを求める呼びかけを発信しました。日本YとインドYは近年、インドY主催の環境に関するユース・プログラムに日本Yから参加者を派遣(2012年6月)、「ひろしまを考える旅」にインドYからの参加を得る(同年8月)など、緊密な交流・連携を行ってきました。女性の権利が守られる安全な世界求めて共に活動するNGOとして、日本のYWCAからも連帯のメッセージを送りたいと思います。
日本YWCA(office-japan@ywca.or.jp 担当:小笠原)まで2月12日までにお送りいただければ、集約してインドYWCAに送付します。


推薦図書
「忘れかけていた大切なこと」

 著者 渡辺和子 PHP文庫
          本体476円[税別]
最近友人から薦められたこの本は、人間関係を豊かに生きるためのエッセンスが満載のすばらしい本でした。
 ほほえみはお金も使わずに心がゆたかになれる。微笑み一つで人生は変わる。
ぜひ皆様の座右の書としていただきたい本です。            (江崎啓子)




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お問い合わせ

 2012-06-10

お問い合わせ

電話、FAX: 096-346-3419 (留守の場合はご連絡先をお知らせ下さい☆)
Eメール: 1964ywcakumamoto@gmail.com
住所:〒860-0862 熊本市黒髪2丁目27-21
送金先:  郵便振替 熊本YWCA 17130-17993791

アクセスマップ


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団体概要

 2012-06-09
熊本YWCAは国際交流や平和活動など色々な顔を持つ、女性中心のボランティア団体です。

事業概要

■ 留学生支援
・リサイクルバザー毎月第1土曜日13:30~16:00(8月は休み、祝日の時は第2土曜日)
・日本人家族の紹介・・・食事に招いたり、一緒に出かけたり   →お申込み下さい
・奨学金・・・毎年、年度末に2~3名に  →いつでも寄付を受け付けます。

■ 全ての外国人向けに
・日本語教室・・・初心者から上級者まで(希望者はお問合せください)

・国際隣人会
料理教室(教えたり教えられたり)
文化の紹介・お出かけ

・ひな祭り・・・・毎年3月に(着物、抹茶のお点前、日本舞踊の体験)


■平和を守る活動
勉強会・・・・・・憲法九条を守る、戦争を知る、アメリカ軍基地問題・・等(随時)
署名活動(随時)
平和のためのプログラム(随時)
非戦平和を守る宗教者ネットワークでの活動

■人権を守る活動
・勉強会・・・・・・・・DVの問題、HIVの問題・・日本も世界も(随時) 
・若者の性教育ワークショップ(随時)
・人権を守るプログラム(随時)
・男女共生社会を実現するくまもとネットワークでの活動

■ 近隣の方々との交流
バザー・・・・・・・年2回 家庭の不用品や美味しい昼食など
   

■ 会員同士の交流  →見学・参加はお申し込み下さい
・聖書の学び・・・毎月1回 第2金曜日13:30~15:00 於Yセンター
・コーラス・・・・毎月2回第2・4土曜日10:00~12:00
於 花陵会 毎年クリスマス会でのステージ、発表会

・英語・・・・・・初心者から上級者まで(募集中)
・クリスマス会・・・礼拝と軽食でのパーティー

■ 募金活動
・クリスマス献金・・毎年、熊本いのちの電話、ヒューマンネットワーク熊本、
ペシャワール会、チェルノブイリ九州等各種団体や被災地へ
・災害時の募金・・・バザーの益金などを災害地へ
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