熊本YWCA新聞2014年4月号

 2014-04-10
51年目の扉が開きました    江﨑啓子

 2013年度の終わり3月29日に熊本YWCA第49回年次総会を行いました。
総会の午前中には、熊本Yたった一人の年少会員保元志織さんにマレーシア留学体験記を映像と共に伺いました。多国籍マレーシアの国ならではの食文化も普通に見られ、マレーシア料理の他に、ナシゴレンはインドネシアの、トムヤムクンはタイの、と言った具合です。ホームステイの家庭もイスラム教の家庭、ヒンドゥ教の家庭と二カ所を経験し、「違っていることがあたりまえ」の体験をしてこられ、一年間という短い期間でも、高校生の時にこういう体験をされたことは本当にいいことだったと思いました。これからのグローバル化した社会の担い手としての働きにもつながることでしょう。
「みんなで渡れば怖くない」と同じ立場のイメージを刷り込まれた?私にはうらやましい感じです。
サンドイッチと俵さん手作りのスープで昼食を楽しみ、1時より総会を開始し、会員42名中11名の出席、委任状22名で総会は成立しました。
 最初に俣野尚子日本YWCA会長メッセージを読み上げることで、YWCAの関わっている諸問題に対する姿勢をみんなで共有できたのではないでしょうか。総会に出席できなかった皆さんもニュースと一緒にお届けした第49回熊本YWCA年次総会資料の最後のページをどうぞお読みください。
 石田さんの司会で、すべての報告、協議事項も承認を受けました。今年は、「女子力で社会を変えてみよう」4回シリーズ学習会を特別企画としました。なかなか自分の意見を言う機会の少ない方々も多く、女性のことばが表に出ていない現状があります。それで、まずは学習をしましょうと云うことになりました。身近な議会の中に女性議員が少ないことにより、いろんな政策に女性が関わっていないが故に、女性が働きにくかったり、子育て中のお母さん達への配慮に欠けるなど・・・不利益を被ることが多くあるのではないでしょうか。まずは知ることからはじめましょう!!!
(この総会の席にはゲストとして、元女性議員の秘書をされていた方も出席されていて、これからの企画に力を貸していただけるものと期待しています。)
 今は女子会や女子力という言葉は多く耳にする言葉となっていますが、まだまだ男性社会の中では大きな格差があるものと思われます。これからの企画ですので、開催日時については今後のニュースでお知らせしていきます。どうぞ奮ってご参加ください。
 更なる50年に向かって皆様と共に新しい歩みを始めましょう。



 * 世界Yデーへのお誘い *

日時:4月26日(土) 12時~15時
場所:熊本YWCA2階
 「世界Y総会・チューリッヒからタイへ」吉村千恵(日本Y副会長、熊本学園大社会福祉科講師)
・世界につながる事を覚えてランチを共に。
・参加申込みは25日までに俵さんへ 090-1085-9727


聖書の学び3月「山上の説教」
  宮崎彌男牧師(熊本改革派教会)
「平和を実現する人々は幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる」マタイによる福音書5:9
今回は山上の説教の幸福の使信の7番目「平和を実現する人々…」を学びました。幸いであるの順序にも意味があり、霊的な順序、論理があると教えられた。人間は生まれながらの性質では平和を実現、創出するのは難しい。
「人は新たに生まれなければ神の国を見ることはできない」ヨハネ:3~3
イエス様の十字架の償いにより救われ、人は新しくされ命を与えられた。この第2の誕生を経験したものでなければ平和を創出できない。生まれながらの人間は争いを好む。新しい命をいただいて、初めて平和を創り出す事ができる。
イエス様は先ず、心貧しい人々は幸いであると教えられた。心を貧しく、神の前に空っぽになってへりくだって自分の霊的貧しさ、低さを知る。神の前に心貧しく、無力を知った時、神の憐れみの深さ、愛の大きさの中に包まれていることを感じる。心貧しくなった者が平和を実現できると言われる。これは神の恵みだと思う。神の前に頭を低くし、み心がなりますよう祈りたい。   
讃美歌213、野の花をかく装いますみこころは われらの滅び見捨て給わず。

憲法9条改正のもくろみや特定秘密保護法可決等の強引な流れの先に本当の平和があるのだろうか。神の前に今1度へりくだって正しく理解しなければならない。     (那須幸記)                    


ウェブサイト「くまもとぐらし(くまぐら)」をどうぞよろしく! 
      宮下 愛 
 原発事故子ども・被災者支援市民テーブルくまもとの宮下愛です。私は同じくY会員である石原明子先生をリーダーに、共同代表の阿部さんと協力して3月31日にウェブサイト「くまもとぐらしhttp://kumagura.net」を立ち上げました。他に避難者3人が協力してくれました。以下サイト文より、皆様に「くまもとぐらし」をご紹介します。
「熊本のお野菜を買いたい、送りたい、熊本に移住したい、保養したい、熊本で出会いたい、働きたい、つながりたい、熊本から被災地を応援したい…“くまもとぐらし”は、311後の熊本でのそんな思いや活動を一覧できるサイトを目指します!東日本大震災から2014年3月で丸3年を迎えました。熊本にも、多くの避難者や移住者を迎え、また保養に来られる方も多くいらっしゃいます。311後の生き方を支え合うための情報を発信する『くまもとぐらし』は皆様の情報をもとにスタートし進化します。」
 まず私たちはこの3年間熊本でおこなわれた様々な活動の一覧をつくり、手分けして3月初めから各団体や個人にアンケートをお送りし、回答をいただきました。それを順次掲載したのがこのサイトです。311以降の、そしてこれからの熊本での情報を総合的に知ることができますし、リンク先も参考になる画期的なサイトだと思います。
 支援のあれこれや友達作り、安心で楽しいお店やイベントの情報を知りたい人、同じ思いを持った人と繋がりたい人のために、「くまもとぐらし」では情報発信を続けます。皆さんどうぞよろしく!


朗読グループの歩みと思い出  
        首藤和子            
 熊本YWCAに朗読グループが誕生したのは、記録によると1965(昭和40)年熊本Y創立の翌年です。音訳テープの送り先は小羊会(キリストにむすぶ障害者とその仲間たち)で、宗教関係の図書や童話が主流のようでした。小羊会との交流も少なからず記録されています。
 発足から30年近くたった頃、私もグループの仲間入りをしました。初めて音読のマイクに向かった時の緊張感は今でも忘れられません。その緊張も収録が終わった後の皆さんとの和やかな歓談のひとときで次第にほぐれていったものです。音読に際しては「広辞苑」の他「アクセント辞典」「地名辞典」等をよく利用しました。アクセントに関しては朗読講座で鍛えられた大先輩の故江藤ゆきさんの温和な中にも厳しいチェックが今では懐かしい思いでの一つとなっています。
 音訳図書の選択は小羊会からの要望のない時には皆で相談し、小説やエッセー、伝記、手記と多岐にわたって取り上げてきました。個人的にも思わぬ本との出会いもありました。50年近くになる活動に昨年あたりから転機が訪れようとしていました。小羊会での利用者数が減少(高齢化)と機器のデジタル化による音訳テープ送付の打ち切りという現実でした。音訳方法は、当初のオープンリールからカセットテープを経て今やCDの時代となりました。その対応にはパソコンや音声ソフトの購入と更に経費をかけての操作方法の習得が必要となります。時代の流れと共にこれまでの活動にもある種の潮時が訪れたのだと受け止めるべきなのかもしれません。
 2014年3月に読了した「神去なあなあ日常」と「おかんとボクの信仰継承」を以て朗読グループの活動に一応の終止符を打つことになりました。


マレーシアでの出会い ~イスラム教~
              保元志織
多民族国家であるマレーシアで一年間留学しました。そこで、ヒンドゥー教やイスラム教、仏教など異なった宗教を持った家族や友達ができ、一年で多くの異文化を体験しました。
 留学中、イスラム教の家族の家にホームステイさせていただきました。私にとって「イスラム教」は全く未知の宗教でした。家族が毎日5回お祈りをする姿やハラル食品を扱っていないお店に入れなかったり、豚が食べられないのはもちろん、犬も触れてはいけなかったり…と全てが新鮮でした。新鮮さ故にイスラム教徒の行動一つ一つに疑問を持ち、いつも家族や友達にその意味を聞いていました。そのたびに彼らは丁寧に答えてくれました。年に一度の断食が貧困者に寄り添うためだということ、スカーフで肌の露出を防ぐことで女性の身を守ることなど教えてもらいました。そうしているうちにイスラム教という宗教はとても人に優しい宗教なのだと気付きました。イスラム教徒の人々は他人を思いやる気持ちを子供から大人まで持っています。家族や親戚との団らんの時間を大切にし、社会的弱者への理解と気遣いが常に感じられました。    
彼らから他人を思いやり、その心を外に出していくことが異文化の共存につながると学びました。またそれが現在の日本、そして私自身の生活に必要だと痛感しました。
(今春、高校卒業したばかりの熊本YWCAの最年少メンバーです。1年間のAFS留学を終え、1月に帰国しました。3月29日のY年会の前に、写真とともにその経験談を伺いました。)


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