熊本YWCA新聞2016年9月号

 2016-09-12
8月平和の集い「ネルソンさんの平和のメッセージ」
           俵 恭子
 4月の2度にわたる激震,2000回以上続いた余震、激しく長く続いた梅雨、連日の猛暑と、今年前半、熊本に住む私たちはみな自然に鍛われどうしの日々でしたが、皆様大丈夫でしたか?自然災害はできるだけ防災に努めたとしても、ある意味防ぎようがないところがありますが、人災、中でも一番大きな人災である戦争は、人間の英知を集めて絶対に起こさないよう一人一人が自覚して防いでいくべきものだと思います。
平和に思いを致す8月、恒例の平和の集いが室園教会で7日午後22名の参加者を迎えて開かれました。7月の参院選の結果、改憲勢力が衆院のみならず参院でも3分の2を占めることとなり、憲法改正への道がいよいよ現実味を帯びてきました。その危機感から、今回は元アメリカ黒人海兵隊員アレン・ネルソンさんが語る戦争と平和のドキュメントDVD「9条を抱きしめて」を鑑賞した後、現憲法と自民党改憲草案のポイントを絞った比較資料を読んで学びあいました。日々の食べ物にも困る貧しい未婚家庭に育ったネルソンさんは、夢も希望もなく高校中退、海兵隊にリクルートされベトナム戦争に送られました。戦場では敵はグーグス(アジア人への差別語)であり殺される前に殺す残虐非道な殺戮一色の世界でした。そんな中ベトナム少女の出産に偶然立ち会った彼は、人は皆同じなのだ、と覚醒します。しかし帰還後PTSDとなって悪夢にうなされホームレスとなりました。ある日頼まれて小学生に体験を語ったことをきっかけに、戦争の本当の実態を子供たちに知らせる活動家の道を歩み始めます。そして沖縄で憲法9条と出会い衝撃を受けます。進むべき未来を示す神から与えられたもの、とその存在そのものに希望を持ったのです。たくさんの人を殺し苦しんだネルソンさんだからこそ知る9条の重み、彼は9条はどんな核兵器より、どんな軍隊よりも力強いものであり、この平和憲法に守られて、戦争を知らない子供たちがいることの幸せに日本人は気づいてほしいと訴えました。戦争の実態と平和の尊さを伝え続けた彼は枯葉剤の影響によるガンで8年前に亡くなり日本の地に眠っています。9条がもし消えてしまえば、彼はどんなに嘆くことでしょうか。
1年前に成立した安全保障関連法は、海外への自衛隊派遣を認めており、中国との対立等を念頭に有事が起きたところにすぐ派遣できる即応機動連隊も編成されようとしています。熊本の陸上自衛隊第8師団がその改編への先駆けとなるようです。防衛の名目で始まる戦争であっても、いったん始まってしまえば悲惨な殺し合いの何物でもなく人命の犠牲はおびただしく、町も自然も文化も無残に失われてしまいます。どんな理由があろうとも戦争だけは起こしてはならないのです。憲法学者の指導のもと、現憲法と改憲案の比較学習が運動として真剣に広がることを願っています。9条を中心とする平和主義のありかた、制度を国民をあげて議論していく時ではないでしょうか。



予告:YMCA/YWCA世界合同祈祷会
  
  テーマタイトル「誰も置き去りにしない」
      11月12日(土)10時~12時 @花陵会


聖書の学び7月  (西川晶子牧師指導)
     マルコによる福音書6;53~7;23
             江崎 啓子
「手を洗う」現代に住む私たちには常識的な行為です。当時イスラエルの民には、砂漠に生きるための細かい規定が与えられました。旧約聖書レビ記(11章~15章)に記されています。それは伝染病ほか、衛生上の理由から人々の命を守る命の源として規定されたものであり、イエス様の時代にも口伝律法(ミシュナー)として守られていました。それは神の言葉である聖書に準ずる大切な教えでした。だから、厳格に律法を守る原理主義者たちから見たら、(5節)「なぜ、あなたの弟子たちは昔の人の言い伝えに従って歩まず、汚れた手で食事をするのですか。」と言う問いになったわけです。
それに対して、イエス様はその形式だけを重んじ、本質的なことが守られていないことに対して、(13節)「こうして、あなたたちは、受け継いだ言い伝えで神の言葉を無にしている。また、これと同じようなことをたくさん行っている」と言われたのです。      このことから、私たちは
◎本質的なことを見失わない
◎マジョリティ(多数者)の意見に流されない
という教えを受け取ることが出来ます。
14節によるとイエス様は群衆に語られました。
「皆、わたしの言うことを聞いて悟りなさい。・・・」
20節 人から出てくるものこそ、人を汚す。中から、つまり人間の心から、悪い思いが出でくるからである。みだらな行い、盗み、殺意、姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別など、これらの悪はみな中から出てきて、人を汚すのである」
2000年以上前のイエス様の言葉が、なんと今の私たちに直接訴えているように響くと思いませんか?

                


夏のデイプログラム 7月17日(日)

          学園大:佐藤瑛里子
4月14日熊本地震が起きました。熊本YWCAでは2016年3月25日から29日まで福島キッズ春のわくわくキャンプが無事終了してさぁ報告書作るぞ!という段階での地震だったため、参加していた子ども達は無事なのかとても心配していましたが、無事の連絡が来て安心しました。福島の子どもからも連絡が来てとても励まされました。地震が一端落ち着いたとき熊本では子どものストレスについて連日新聞で取り上げられていました。子どものストレスを少しでも緩和することはできないか、キャンプで一緒に過ごした子ども達の元気な顔を見たいという思いで夏のデイプロを企画しました。日時は7月17日内容はそうめん流しとスイカ割り、水遊びを行いました。とにかく子どもが安心して楽しく遊び、地震を忘れるくらいはしゃぎ回ることを目的とした活動でした。下準備では学生や会員が忙しい中駆けつけていただき暑い中草むしりを頑張りました。当日子どもが来てくれるかとても不安でしたがキャンプに参加してくれた子どもや、チラシを見て来てくれたご家族、学生が集まり開催することができました。設営や食材の準備では子ども達も手伝ってくれてとても頼りになりました。私はそうめん流しもスイカ割りもしたことがなかったため、わからない事だらけでしたが子ども達と悩みながら作り上げることは達成感がありました。水遊びでは、水鉄砲や水風船だけではなくコップや手桶を使い全力で水を掛け合い子ども学生関係なくはしゃぎ回ったことで全身びしょ濡れでした。
この企画は子どものストレスを少しでも緩和することを目的としたものでしたが、私たちも息抜きができたと  私達も息抜きができたと思います。今回のデイプロを通してこらからもデイプロをしていけたらと思いました。








大阪プログラム(こども向け夏キャンプ)に参加して 7月30,31日

      学園大:佐藤 加苗
7月29日 前泊
新大阪駅に着いたとき、駅が広くて驚きました。一人だと確実に迷っていました。そして、佐藤さん宅でとてもお世話になりました。大阪の観光地について、地図を見ながら話すのはとても楽しかったです。佐藤さんご夫婦、本当にありがとうございました。
7月30、31日 キャンプ
私は、今回が初めてのキャンプでした。グループリーダーなども経験がなく不安でした。しかし、周囲のキャンプ経験者から「初めてだから子供たちと楽しむことを一番に」と言われていたので、怪我なく楽しむことを目標に掲げて臨みました。そして、グループの子たちと会って、私はグループの子たちの意見を尊重し、メリハリをつけて甘やかそうと決意しました。一時おもちゃにされましたが、楽しかったです。くまモン体操もみんな踊ってくれたのでうれしかったです。
勉強になった点で、あいことばの影響力はすごいなと感じました。プログラムリーダーが掛け声をかけると、みんなが一発で注目してくれたのを見て感動しました。声だけでなく、体も使ってのあいことばなので、特に男の子はノリノリで楽しそうでした。リーダーも一緒になってあいことばをして楽しかったです。そして、フリーリーダーがいてくれて本当に良かったです。特に、グループから離れて行動する子がいた時に、カバーに入っていただけて心強かったです。フリーリーダーがいると、私も落ち着いた思考ができました。
反省会も面白かったです。私たちは新幹線の時間もあり、バタバタとした反省会でしたが、少しでも参加できてよかったです。キャンプの準備の時の話や、福祉分野以外で働く人がどういった思いで参加しているのかを知ることができました。働きながらYのプログラムに参加するためのアドバイスをもらえてよかったです。
初参加のキャンプは個人的に反省すべき点が多くありますが、参加して良かったです。ありがとうございました。
<キャンプ内容>
ゲンキッズ・ドロンコ 夏キャンプ「灼熱の料理人」
【対 象】年長(5歳)~中学3年生
【プログラム実施場所】吹田市自然体験交流センターわくわくの郷
【定員】20名【主催】大阪YWCAこども部
仲間と協力しあい、創造力を発揮して、『灼熱の料理人』になろう!料理の他にも楽しいゲームをするよ。緑のなかで思いきり遊んで汗をかこう♪



「熊本地震から、その後・・・」

記事の投稿やご意見を寄せてください。お待ちしてます。  
     前田 陽子       
4月の震災から、やがて5か月が経とうとしています。落ち着いて暮らせる環境は戻ってきたでしょうか。震災直後はY会員も留学生も、住まいの損壊や生活の不便さで困難な状況にあり、先行き不安でいっぱいでした。そんな中、Yでは支援物資を留学生バザーで届けたり、避難所の洗濯ボランティアをしたり、学生達は学園大で避難者の支援をしたり、絵本の会では子ども預かりも。これまで記事で紹介してきた通りです。
これから~出来る支援も沢山あるように思います。現状を知らせていただいて互いに共有することで、今後の改善策を考えていけるのでは。お気軽にお寄せください。           
個人的には、先日、‘震災の現場を見たい’という福岡の友人と車で、熊本城―益城町―阿蘇と回りました。地元に住んでいながらテレビや新聞を通して見聞きするだけ。眼前に広がる光景に被害の深刻さを再認識し、愕然としたものです。
スポンサーサイト
タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫