熊本YWCA新聞2017年4月号

 2017-04-05


 熊本地震から一年  
       俵 恭子
昨年の4月14日の前震、16日真夜中の本震と二度にわたる恐怖の激震に熊本が見舞われてからやがて一年が経とうとしています。その間4200回をはるかに超える数の余震も続きました。被害の状況は住んでいる地域の地質や家の建築構造、年数等によって大きく異なり、災害が人々に及ぼした影響は計り知れません。人の数だけのドラマが今も進行形で進んでいます。それでも東北沿岸を襲った6年前の3.11地震・大津波・東電原発過酷事故による被災規模に比べると被害地域が限定的であるため、復興へのスピードは幾分早いように思われます。全国から、また海外から被災地・被災者に寄せられた物心両面にわたる支援に人々は皆大いに励まされてきました。熊本YWCAにも全国のYWCAの方々から、また世界各地のYWCAから驚くほどのお見舞いが届き感動しました。できるだけ有効に応える方法を検討するために、会員や賛助会員の皆様に去る1月アンケート調査をさせていただき、回答のなかった方達には再度電話でヒアリングをさせていただきました。一部損壊24名、半壊4名、全壊3名、借家立ち退きでみなし仮設3名、他瓦落ち、壁や基礎のひび割れ、物が散乱、家具倒壊等はほとんどの方たちが体験されていましたが、他の大変な方達と比べたら被害のうちに入らないと考えている人がほとんどでした。初期には断水、停電、ガス欠に悩まされました。指定されていない避難所には、水、食料が届かず、非常に小さい子供や孫、高齢の親、障害児を抱えている方たちはまず無事を考えて避難を優先、福岡や他県に避難した方もおられました。車中泊を続けた例も数家族ありました。それぞれの苦労は並大抵ではなかったと想像します。4月29日には、そんな皆様にほっと一息入れていただくためのランチと音楽の集いを計画しています。皆様どうぞ楽しみにご参加ください。
苦しい事や辛い事が続くと心が固く、守りの姿勢になるせいか考え方も内向き、ネガティブになりがちですが、現状を受け止めじっと耐えながらできるだけ前向きに考えて日常を送ろうとしている方たちが多いことにとても感銘を受けました。一方で、この一年、世界や日本の政治や経済の状況が急速に内向き、利己的なものに変化してきていることを憂慮しています。教育や防衛など戦前回帰の考え方が闊歩し始めています。災害体験を通して防災の大切さに気付いたところで、現政権の憲法改正等の動きをくい止めていく防災力もしっかりつけていきたいと思います。今月14日はキリストの受苦日、16日は復活のイースターにあたります。受難を経ての復活への希望と重ね合わせて心してこの日を迎えたいと思います。  



2017 3.11さよなら原発くまもと集会報告
 去る3月24日、熊本市民会会館大会議室で約300名の参加者を集めて、東電原発事故以来7回目となる「さよなら原発くまもと集会」が盛況のうちに開催されました。闘う反原発科学者,長沢啓行氏の講演、グリーンコープの新電力事業の説明、福島からの避難者、高済こずえさんの訴え、若者グループ「By熊本」からのアピール、九州玄海原発訴訟、川内原発訴訟の経過報告、等がある中、熊本YWCAも時間をいただいて「福島・熊本キッズ春のわくわくキャンプ」活動の映像による保養キャンプ報告を学生リーダー2名が行いました。
事故後6年を経過しましたが、政府は事故前の20倍の「年間被ばく線量20ミリ㏜」の基準を押し付けたまま「復興」を急ぎ避難指示解除をすすめています。そのために被災者支援が削減されようとしています。実際この3月末で、原発事故の被害者・避難者に対する住宅や生活・営業補償が打切られました。子どもたちの甲状腺ガンないし疑いは184人(2016年12月現在)と多発しているにもかかわらずです。子どもたちの健康やいのちを守ることこそ優先されなければ、国の将来はないといえるのではないでしょうか。自主避難者も含め原発事故被災者は皆「帰還による被曝か、避難継続による困窮か」を迫られているのです。
集会参加者は「政府は福島県民の帰還政策を中止し、避難の権利を守り、子ども達の健康と未来を守ること。甲状腺ガン検査をきちんと行い、保養を促進させること。」等を盛り込んだ宣言文を採択し、その後、実行委員会名で、国、東京電力、福島県、熊本県に対しても「自主避難者への住宅無償提供打切りを撤回し、帰還、避難継続のいずれにおいても、それぞれの避難者の生活の安定と再建に必要な期間まで継続すること。」を訴える声明文が県に提出されました。
 最後に、YWCAの子どものための保養プログラムへの支援カンパが、今回の集会からも寄せられましたことを、感謝してご報告いたします。               (文責:俵)



*特集*
 2016年福島&熊本キッズ
わくわくキャンプ   その①
2017年3月25~29日



・坂本真紀(熊本学園大3年)

私は前回に引き続き、2回目の参加でした。今回は学生ディレクターとして実行委員会の時から、たくさん準備をしてきました。アジェンダの作成は、次に何を話し合わなければならないのか、今回はどこまで進めなくてはならないか等、常に全体を見ておかなければならないことがとても難しかったです。
また今回のプログラムの中では、私が出した「もちつき」という案が採用されました。事前の準備が難しく、YWCA以外の方に協力をお願いするという事で、事前に打ち合わせ等も行いました。自分の意見に最後まで責任を持つという重要性を感じました。 不安なことも多かったですが、子どもたちのたくさんの笑顔を見ることができ、前回以上に達成感でいっぱいです。

・ 江﨑啓子(熊本YWCA会長)
   
 3.11東北大震災・津波、福島原発事故から6年になりますが、福島は小児甲状腺がんが184人と多発していて、子どもたちにとってまだ決して安全とは言えない状況です。子どもたちが一時でもその環境から離れた場所で過ごすことでストレスと不安から解放され、心も体もリフレッシュできればという思いで始めた保養キャンプですが、今年は一年前に熊本大地震という過酷な体験を強いられた熊本や阿蘇の子どもたちも20名加わり、総勢35名の子どもたちのための交流ケアプログラムとなりました。           今回は阿蘇大橋、国道57号線ともに大規模崩落により分断された地域の阿蘇市にあるYMCA阿蘇キャンプ場をお借りして実施致しました。直前まで天気は曇りまたは晴れとの予報でしたが、3日目高森にある「えほんのくに・阿蘇フォークスクール」に出かけ、バーベキューを楽しんでいた時には、雪・あられ・みぞれ・強風を体験し・おまけに雷まで鳴りびっくりさせられました。そんな過酷な日の翌日は快晴、雪景色の阿蘇五岳が美しくみんなを楽しませてくれました。子ども達は思いっきり外で走り回り、福島・熊本の垣根を越えて友情を育むことが出来たと思います。     プログラム実施にあたっては運営資金のご支援、食材の提供、食事作りへのご奉仕、プログラムへの参加、送迎ボランティア等、日本YWCA、草葉町教会始め、多くの皆様から多様で温かなご協力を賜り、助けていただきました。ことに阿蘇フォークスクールの皆様、美味しい牛肉の寄贈に加えてバーベキューセットの手配をしてくださった荒牧牧場の荒牧さん、餅つきのご指導だけでなく「のっぺい汁」も振舞ってくださった車帰地区の自治会、婦人会の皆様には大変お世話になりました。また、被災地西原村のミュージシャン「ヴィエント」の皆様は音楽を通して参加者の心に深く響くメッセージを届けてくださいました。本当にありがとうございました。
わずか四泊五日の短いキャンプでしたが、子ども達同士の交わり・学生ボランティアスタッフやシニアの方々をはじめ駆けつけて下さったたくさんの方との出会いが、良い思い出となり明日への力となることを信じています。今後もこの保養プログラムをできる限り継続していく予定でおります。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。


・梅崎侑花(熊本学園大3年)

今回の春キャンも私にとって大切な思い出になりました。それと同時に春キャンに参加してくれた子ども達や御家族の方、阿蘇YMCAのスタッフのみなさんや自治会の方々など、このキャンプに関わってくださった多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。私は今回、学生ディレクターとして実行委員会の段階から頑張ってきました。ディレクターとしての仕事がちゃんと務まっていたのか不安でしたが同じ学生リーダーのみんなやスタッフの方々に支えていただき、無事春キャンを成功させることが出来たと思っています。今回のプログラムも一つ一つが魅力的で、子供たちの楽しそうな顔や頑張っている顔、グループで協力している場面など、子供たちはさまざまな表情を見せてくれました。私は諸事情により1日だけ参加できない日がありましたが、「〇〇をしたよ~」「〇〇が楽しくて…」と参加出来なかった日を埋めるように、多くの子供たちが次々に話してくれて本当に嬉しかったです。最終日はまとめのプログラムで班ごとに替歌を披露し楽しかったキャンプの内容がぎゅっと詰め込まれ、お別れの時には涙する子や「楽しかった!」と言ってくれる子もいて、キャンプを通してたくさんの子供たちと関わることが出来てよかったなと思いました。
この経験を生かしながら、自分らしく頑張っていきたいです。ありがとうございました。

・高玉陽菜(福島県立福島西高校2年)
初めてキャンプに参加し、はじめは子供たちと仲良くできるのか、大学生リーダーとちゃんと5日間やっていけるのか。前日まで不安がありましたが、子供たちもリーダーも皆優しくて、自分も楽しむことが出来ました。私自身、初めて熊本に行き阿蘇の寒さに驚きました。ですが福島よりは暖かかったです。熊本地震の被害を移動中に見て、体験した東日本大震災のことを思い出しました。どれだけ私が、支えられていたのかを感じました。熊本の子供たちも福島の子供たちも元気で本当によかったと思います。これを機に、人のために出来ることをたくさんしていきたいと思います。



・石坂奈津海(熊本学園大卒業生)

学生リーダーとして3年目のわくキャン参加でした。3年前から関わっている子どもたちの成長がみえてとても嬉しく思い、また今回初参加の子どもたちはこれからどんな風に成長するのかが楽しみに思います。謎解きスタンプラリーの担当として動きながら子どもたちと沢山関わることができ、とても充実した二日間でした。食事班の皆さんによるとてもおいしい食事のおかげで私たち学生リーダーだけでなく、子どもたちも元気に活動する力を養うことができました。ありがとうございました。




・金内優希菜(熊本学園大3年)

私は今回でキャンプに参加させていただいたのは昨年に引き続き2回目でした。昨年のキャンプが終わってすぐ熊本地震がおきました。キャンプ前日には福島県にも行かせていただき様々な場所を案内してもらいお話を聞きました。前回とはまた少し違う気持ちで挑んだキャンプとなりました。キャンプが始まると毎日が目まぐるしくて子どもたちのパワーには圧倒されっぱなし。でも子どもたちが元気に遊んでいる姿はとても幸せで元気をくれる光景です。 最初の緊張した顔がだんだん笑顔になっていって楽しそうにしているのをみて本当に良かったなと思いました。また来年も会いたいです。今回のキャンプも多くの方の温かい想いが支えてくださいました。このような貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。




・原侑希(熊本学園大3年)

今回のキャンプで子供たちの元気な姿や私に対する純粋な気持ちなど見たり、聞いたりしてくれてとてもうれしかったし、他のリーダーに子供たちが、今回、侑希は大活躍だねと言ってくれたことを後から聞きものすごく嬉しかったです!
来年も会えることを楽しみにしています!


・村崎耕亮(熊本学園大2年)

3月26日
今日早朝は曇り朝食からお昼頃まで晴れ、夕方から雨と天気の移り変わりが多い1日でした。
朝のお話は、はなさんと小松柚希ちゃんが行いました。
朝食は使い終わった牛乳パックに入れてその牛乳パックを燃やすことで温めたホットドッグでした!牛乳パックが燃え尽きる様子が面白かったので大人気でした!
スタンプラリーは手の込んだ準備や殻を破った大学生達の演技のおかげでとても盛り上がりました。
夕食は福島の高校生に教わりながら芋煮を作りました。 夕食のあとにVientさんの演奏を聴きました小学校で習う楽器ですごく上手に演奏していたためすごいと思いました。忙しい合間を縫ってきてくださり有り難く思っています。

・高野果穂(熊本学園大3年)
今回初めてわくわくキャンプに参加しました。5日間子どもたちは元気で活動していて、私はその元気に圧倒されていました。子どもたちの中には、人見知りをしている子もいましたがすぐに友達を作り楽しそうに活動している姿をみて、うれしくなりました。また、1日目は自分で着替えの準備が出来ない子もいました。しかし、日を重ねるごとに一人で身の回りのことをしていく姿をみて、大変だったけど子どもの成長していく姿を見ることができ、日常生活では経験できない時間でした。子どもたちが「いぐいぐ!」と声をかけてくれて幸せな5日間でした。子どもたちに、また来年会えることが楽しみです。皆さんお疲れさまでした!

・津志田純一(熊本学園大3年)

僕にとって2回目となった今回の保養キャンプを終えて、なにかと感じたことの多いキャンプになりました。石臼はとりあえず重い、阿蘇は寒い、Yのご飯はやっぱりおいしいなどなど…。また、前回参加してくれた子たちが1年という期間で成長しているのが見られてとても嬉しく思いました。前回はリーダーとして子どもたちと動くことが多く、裏で動くことをあまりしてこなかったのですが、今回は何度か裏で動くことがあり、その大変さを少し知ることが出来ました。目まぐるしくもありましたが、楽しみながら参加することができ、充実した5日間となりました。来年もまた楽しくやっていきたいなと思います!


・佐藤瑛里子(熊本学園大卒業生)
5日間お疲れ様でした。私は卒業や就職があったため、キャンプ直前は関わることができない時期もありましたが、キャンプ事態は四日間参加できました。そのなかで子どもたちと精一杯関われたと思っています。楽しかった企画は多くありましたが、私が一番楽しかったのはスタンプラリーです。私自身も内容を知らなかったのでわくわくしながら挑んで行くことができたと思います。大学生活の中でこのキャンプに参加できたことでとても充実したものになったと思います。5日間本当にお疲れ様でした、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。



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熊本YWCA新聞2017年3月号

 2017-04-05
わくわくキャンプへ向けて
                       熊本学園大学 2年 梅崎有花
わくわくキャンプは、3月25日〜29日に行います。前回は天草でイルカウォッチング等の天草の綺麗な海でのプログラムもありましたが今回は、阿蘇YMCAのキャンプ場でのスタンプラリーや天体観測、そして「えほんのくに」での忍者体験やランタン作り、地域の自治会の皆さんとの餅つきなど、さまざなプログラムを予定しております。特にスタンプラリーは今回、ストーリー形式になっており子供たちもとても楽しめるのではないかなと思っています。最終日に行なうまとめのプロ グラムでは班ごとに4日間の思い出を振り返りながら歌やダンスを創作しようという内容にしました。キャンプまで残り1ヶ月をきり、リーダーを始めとするキャンプに関わる皆さんで協力しキャンプ全体に関すること、また各プログラムでの役割に、それぞれラストスパートをきっています。  これまでに、キャンプ場やその他の施設の下見や自治会の方との打ち合わせ等を行い、毎回の実行委員会では各プログラムからの報告や協議を重ね、しっかりと形になってきていると思っています。小学生の参加者そして活動班も決まり、わくわくキャンプがもう、すぐそこまで来ていると実感します。今回はルーテル高校のYWCA部やボランティアの高校生も各プログラムなどさまざまな面でリーダーをサポートしてくれる予定です。もうリーダー達は子どもたちと一緒にキャンプをすることが楽しみで待ち遠しく思っています。
キャンプを実行するにあたっての寄付やご支援等ありがとうございます。食事に関して、食材のご提供や調理のお手伝いなどの協力をしていただけるととても助かります。もし、よろしければ、お願いします!
キャンプの準備状況などが、facebook熊本YWCAで見ることができます。キャンプの手伝い、食材の寄付については、同封のチラシをご覧の上ご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。

聖書の学び  (室園教会西川晶子牧師指導)
    「イエスの姿が変わる」

 (マルコによる福音書9章2~9)
             俵 恭子
 イエス・キリストの山上での変容の出来事の1週間ほど前、イエスが
「あなたがたは私を何者だと言うのか?」と弟子たちに問われ、ペテロが「あなたはメシヤです。」と答えると、イエスは彼の信仰告白を非常に重んじられ「あなたに天国の鍵を授けよう」とまで言われています。けれどもこの後、イエスがご自分の受難と死と復活を予告し始められると、ペテロは「そんなことがあってはなりません」といさめてイエスから「サタンよ引き下がれ」と厳しく叱られてしまいます。持ち上げられたと思ったら引き下ろされて、何のことかわからずしょぼんと戸惑うペテロの姿が目に浮かびます。イエスは、そんなペテロとヤコブとヨハネを伴って山に登られます。するとそこで、突然真っ白に光り輝く姿に変わられたイエスが、エリヤとモーセと語っておられる場面が突然出現するわけですから、弟子たちは興奮と驚きと畏れで固まってしまったのではないでしょうか。ペテロは、神の臨在を示す幕屋を三つ立てると口走ります。モーセは旧約の神の律法のシンボルとして、エリヤは神の救済の預言する者の代表として、これから受難と十字架の死と復活による救いの完成のために起きる出来事についてイエスと語っていたと聖書に記されています。けれども、この光り輝く栄光の姿はすぐ雲に隠れ、「これは私の愛する子、これに聞け」という言葉といつものイエスの姿がそこにあっただけで、イエスはすぐに山を下りて行かれたのです。救い主イエス・キリストは天の高みにとどまっておられる方ではなくて、まさに人の姿を取って世に降り人の真の救いのために十字架の死という受難の道に赴かれたのです。「これに聞け」という言葉が重く心に響いた聖書の学びでした。    



ひな祭り

             石田 喜美子
恒例のひな祭りが行われました。
何時もの3月の第1日曜日ではなく土曜日3月4日に「熊本青年会館ユースピア」にて行われました。ここにも昨年の地震の影響がありいつもの場所ではなく限られた選択肢の中での開催でした。
大人24人、子供12人といういつもよりは少人数という参加者(いつもより狭い場所)でしたが晴天のもと、インドネシアの家族、アメリカ、ソロモンの家族、そしてネパールの学生たちという国際色豊かな華やかな雰囲気でのものでした。そしてすばらしいことに津軽三味線の名手(全国ジュニア大会での準優勝者)中熊海人さんの名演奏を聴くことができたのです。まだ若い(18歳)彼は2020年の東京オリンピックの開会式での演奏が決まっているそうです。
沢山の着付けの先生やお手伝いの方々、YWCAのメンバー(今年はお茶を井芹さんにお願いしました。)の協力のもと無事今年も終わることができました。もうすぐ桜が咲き始めます。来年も素晴らしいひな祭りでありますように。


熊本地震学習会  2017年2月20日 於:熊本大学   江﨑 啓子
2016年4月14日・16日と観測史上初の震度7が立て続けに起き、余震も4000回を超えたという大地震から早や11ヵ月目に入りました。幸い熊本の地震は夜間だったことが幸いして、地震そのものによる死者はなかったと言えます。
まだ災害支援車輌が市内を走り、ブルーシートの家々も少なくはなったものの、最近やっと取り壊しの病院や、更地にする家屋などを目にします。
最近熊本ではその地震に関するシンポジウムや意見交換会など多数が開かれています。
熊本YWCAではどの集会にも参加学習したいと思いつつも、いろんな事情により一つのプログラムにだけ参加できました。それは、3.11以降東日本大震災に関わり続けてこられた石原明子先生(熊本大学平和構築学)による「東日本大震災から熊本地震へのバトン~被災者支援と復興における行政の役割と連帯~」(自助・共助・公助)に吉村千恵さんと共に参加しました。
復興庁宮城復興局の渡邊薫氏、熊本市制作局復興部の池田哲也氏、県行政OBの森枝敏郎氏がコメンテーターとして来られていました。
参加者は多くはありませんでしたが、被災者支援に置ける行政の役割と連携ということでそれぞれの立場から語られ、とっさの場合の行政の動きの難しさを感じました。
渡邊氏の話しからは
○ 行政は住民の支援に関わるべき
○ 被災した方々が避難所→仮設住宅→復興公営住宅に移る心労の重さ
孤立し(死)・孤独死が増えた(プライバシーに重きを置いた場合、生活音が外部に聞こえなくなりそれがかえって落とし穴になった)
熊本市の場合、支援物資の配送に問題があり、末端に届くのが難しかった。
○ 現場の情報が本部に届いていなかった
○ 水道は割に早く水漏れ調査もかねて、届くところには流す方針が取られた
○ 車中泊が多く避難者自体の把握が困難だった
○ 避難した人々も行かれた避難所の把握が難しかった
○ 拠点避難所は20カ所だったが、各区役所拠点がうまく機能しなかったなど
水俣病という問題による住民の心の分断の回復“もやいなおし”を経験された森枝氏からの指摘
○ 地域の声をどう吸い上げるか→普段から地域としての活動があるところの活用
○ コミュニティの継続 離ればなれになるのでなく、地域ごとの仮設入居が大切
○ 災害公営住宅の場合、コミュニティの崩壊により、再構築に時間がかかる
そのようなお話を聞いて、隣人同士・自分たちの共通の目標がある・仲間どうしの助け合いがあるなどの要件でコミュニティの形成が成り立っているので、そこが難しいような時には行政が予算を持って関わり、人々の関係を繋ぐ役割を担って欲しいと思いました。
 
ネイバーズ例会報告   2/14(火)10時~13時「 ~ アートフラワーで飾るお雛様 ~ 」

         竹屋 純子
 普段では想像もつかないような、アートフラワーの世界を垣間見たような気がします。
黒い正方形の箱に、オアシスを乾燥して作ったサハラを箱の一方にのり付けし、その上一面に苔をつけて土台を作ります。そして、大小様々なプリザーブトフラワーに細い針金で固定して、サハラに挿します。似たような材料でも、個性が表れて違った作品となるから不思議です。
最後に、折り紙とビーズで作ったお雛様を飾ると、玄関に置いても素敵なお雛様飾りとなりました。今回参加したソロモン諸島の留学生の奥様は、4月に帰国する時のいいお土産となりました、と嬉しそうでした。その他、ケニア・インドネシア・タンザニア・韓国から多くのニューカマーの参加があり、ティータイムでの交流会では話が弾みました


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