熊本YWCA新聞2017年9月号

 2017-09-07
「平和の集い」に参加させていただいて
神戸YWCA平和活動部 寺沢 京子

 8月6日の「平和の集い」に、神戸から川辺比呂子さんと共に参加させていただきました。神戸YWCA平和活動部では数年前から、憲法について学び合うワークショップをしていますが、その活動に注目して呼んでいただいたことが嬉しく、感謝しています。
熊本YWCA、室園教会の方々、ルーテル学院高校の生徒さんなど、幅広い年齢層の方が30人ほど集まってくださいました。私たちはいつも、憲法に関するクイズ、紙芝居、グループに分かれて条文の音読、意見交換をしています。これまで大学、高専、高校、教会などに出向いてきましたが、互いに学び合うことが大切だと思い、自分たちの意見を押しつけないように、と心がけています。
紙芝居は「明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)」が作成されたもの(あすわかのHPから申込可能)を、少しアレンジして使っています。主な資料は、現行憲法と自民党改憲案の対照表です。
今回、ワークショップ後のアンケートには「自分たちでも、この学習の輪を拡げていく必要があると思いました」「専門家でなくとも、仲間でワークショップをするエネルギーがあれば、かなり『市民』の底力が上がると思いました」という、嬉しい言葉がありました。熊本YWCAのメンバーでしたら、私たち以上のことをしていただけると信じています。ぜひ、学習の輪を拡げていってください!
前日に、阿蘇大橋の崩落現場などに案内してくださったことも、有難いことでした。
私は熊本から神戸に戻る前に広島に立ち寄り、元安川の灯籠流しを見てきました。慰霊の音楽と共に静かに川を流れる灯籠を見ながら、「地震は自然災害だけど、原爆は人災だ。地震は防ぐことができないけれど、原爆投下は回避できたのではないだろうか?」と考えていました。
私たち国民が主権者なのだから、戦争のない平和な未来を創るために、皆で努力していきたいと、強く願っています。

         
聖書の学び  (室園教会西川晶子牧師指導)
    「 罪への誘惑 」
 (マルコによる福音書9章42節)
             石田 喜美子 
恐ろしい言葉が続いています。「私を信じるこれらの小さな者の一人をつまづかせる者は、大きな石臼に首を懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がはるかによい。」まだまだ続きます。「もし片方の手があなたをつまづかせるなら、切り捨ててしまいなさい。」「もし片方の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出しなさい。」本当にこんなことをキリストはおっしゃったのでしょうか。
まず、「これらの小さな者の一人」っていったい誰の事でしょうか。考えるにやはり弟子たちの一人一人の事でしょう。又、つまづくとはどういう意味なのでしょうか。それは、神様から離れるという意味なんでしょうか。神から離れる、それはどういうことなのでしょうか。罪への誘惑(なんと巷に満ち満ちているのでしょう。)、迫害、それらに襲われると心が迷うということなんですね。
多かれ少なかれ現代の私たちもいつもこの問題に直面しています。これらから愛すべき小さな者たちを守り抜きたいというキリストの強い思いがこのような激しい言葉で表されたのでしょう。ここに一つ留意すべきことがあります。誘惑や迫害はいつも外から来るものとは限りません。つまずきの原因が自分の中にあることが往々にしてあります。そういうものから護りたい、どんなに苦しくとも地獄ではないこの世界に留まり最後まで歩きとおして欲しい、という神の願いがあるのでしょう。「地獄の消えない火の中に落ちるよりは命に与る方が良い、神の国に入る方が良い。」と。実際人生の途上において私たちは色々なもの(手、目、足、他)を失いながら生きていきます。それでもそれを悲しむことなく神の国に入っていくそのことの方が大切なのであるとそういわれているのでしょうか。
 



ひろしまへの旅

熊本学園大1年 坂口愛美
こんにちは。熊本学園大学1年の坂口です。私は今回8月9日~11日広島で行われた『ひろしまを考える旅2017』に、ボランティアリーダーとして参加させていただきました。この活動は、戦争を止められなかった、アジアの国々への侵略を防げなかったことへの反省に立ち約45年から毎年行われている活動です。
私がこの旅に参加した目的は、原爆が落ちたことは知っていても知識は少なくかったため、小学生の時とは違う今の自分の目でしっかりその場を見て、その土地でたくさんの声を聞きたいと思い参加しました。旅が始まるまで4月から3回程広島に行き、委員さんの旅にかける思いの強さ、ボラリのメンバーの案や意見にはとても刺激を受けました。2泊3日、オプションを入れて3泊4日のこの旅は資料館見学や被爆証言など貴重な経験をすることができました。また、福島Yの高玉さんに会えるなど充実した旅でした。中でも、2日目のFWで私が回った広島城周辺コースでは渡部和子さんが読まれた、生ましめんかな(栗原貞子さん著)という詩を聞いたときは言葉を失うってこのことを言うのかと思い知らされました。また最後のFWでは、この旅のテーマでもある平和の根っこについて話し、一人一人が思いあって生きていくことがどれだけ大切か考えさせられました。私はこの旅を通して、当たり前なんかないという事、このことが風化していくことの恐ろしさを感じました。平和学習だけでなく、たくさんのことを考えさせられ、少し成長でき、充実した4か月間と3泊4日の旅になったなと感じています。機会をくださった方に感謝でいっぱいです。今後も様々な活動に、精力的に参加していきたいです。ありがとうございました。


夏のキャンプ報告   
   高野果穂
こんにちは。私たちは、東日本大震災後、福島の子どもたちの保養と熊本の子どもたちの交流を目的に春のキャンプを実施してきました。熊本地震後のキャンプでは、同様のキャンプで大学生リーダーと自然の中で笑うことで熊本の子どもたちの心のケアにもつながるという実感を得ています。昨年の夏には1日プログラムでそうめん流しをしましたが、今年は夏休みに短いながらも小学生を対象に1泊2日で夏のキャンプを実施しました。
今回のキャンプでは、滝の滑り台や川遊び、アイス作りなど、夏を満喫するプログラムで子どもたちと一緒に大学生リーダーも楽しみました。川遊びはキャンプ場のそばの矢谷渓谷という所で遊びました。水がきれいで、とても冷たかったです。夕食はダッチオーブンを使い日常では食べることのできない、鶏の丸焼きや、パエリアを作りました。火おこしも、うまくいき初挑戦の料理でしたが、おいしく作ることができました。朝食は熊本YWCAでは恒例となった牛乳パックを使って調理するホットドッグでした。安定のおいしさでした。
次回のキャンプは、来年3月の「福島&熊本キッズ春のわくわくキャンプ」です。今回参加してくれた子どもたちとまた会えるといいなと思います。



ルーテル学院高等学校の学生Yの方々からメッセージが届きました。
 3月に福島&熊本キッズのキャンプに参加させていただきました。2日間ではありましたが、大学生の方々や熊本Yの方々から、子どもたちへの細やかな配慮のしかたを学びました。ルーテルYは例会で、リビングプレイズから賛美歌を選んで歌ったり、校外活動の報告をしたりしています。これからも学校Yである私たちが、コスモポリタン部の方々と関わることができるとすれば、私たち会員にとって良い経験になると思います。今後ともよろしくお願いします。
 ルーテル学院高等学校YWCA・YMCA
 高3:小松野千尋・長谷川実咲・原かおり

読書の秋おすすめの一冊
『もしも魔法が使えたら 戦争孤児11人
の記憶』 星野光世著 講談社
 今から70年前大都市の駅近くには浮浪児がいた。寄る辺ない子どもが食物も寝るところも、病気で休ませてくれるところもなく、生きるとはどういうことだったか。…1945年9月10日に行われた東京大空襲で、10万人を超える下町の人々が焼夷弾と石油によって焼き殺された。ほとんどの子供が「学童疎開」していたので、家と家族すべてを失った孤児が多数出た。大阪、名古屋、神戸などでも、孤児になった人は多い。しばらく親戚に引き取られたものもいたが、戦時下の厳しい時代、虐待され、幼い弟や妹を守るためにも、東京、とりわけ上野へ戻ってくる。だが東京都職員は彼らを助けるどころか、浮浪児狩りを行い、軽トラックに乗せて山の中に捨てに行った。…戦争孤児が体験したことは、私たちに隠されてきた悲しいことばかり。…星野さんの本書は、悲しさと生き抜いたものの感情の温かさを伝えて傑出している。かつて孤児だった人の柔らかい手を本書を通して握ってほしい。       (評:野田正彰)







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