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熊本YWCA新聞2018年2月号

 2018-02-10
「DVサバイバーと協働するための支援者トレーニング」に参加して
 宮下 愛

去る1月7・8日に14時間にわたり、東京YWCAが主催する支援者エンパワメントプラグラムを受講しました。全国では4回目の開催ということでしたが、熊本以外の九州他県からも行政の相談員や民間の関係者20数名が参加した本格的な講習でした。DVをめぐる状況については東京YWCAのニュースレター№13(2017年4月)に詳しく、ウェブで読むことが可能ですので、ぜひご確認いただければと思います。
DV(ドメスティック・バイオレンス)とは「親密な関係にあるパートナーからの暴力」のことをいいます。 ここでいう「暴力」の形はさまざまで、身体的、精神的、性的、経済的要素を含みます。そしてDV被害者のことをサバイバーと呼びます。ここで私はDVと は、夫婦以外でも親密な関係であるならば起こりうること、それは同性どうしでも起こること、女性が男性から受けるケースだけではないことを知りました。
私は経験者の立場で十数年前からDVサバイバーの支援に関わってきましたが、今回あらためてDVやハラスメントの構造や支援のあり方を学ぶことができたことは感謝でした。印象的だったのは、相談を受けた場合にその方の話す内容を丁寧に「教えてください」という態度で臨むことが大切、ということでした。私がサバイバーとして、これまでお世話になった支援者の方たちが常に謙虚に関わってくださったことで、私が安心して話をすることができたことを思い出しました。
また、サバイバーの置かれた状況を知った時、物理的にも精神的にも加害者から離れるのが最善と思いアドバイスしたくなるものですが、クライアントの意思が何よりも優先されることを学びました。ゴールは一様ではないことを肝に銘じ、支援者が焦らずじっくりサバイバーとの関係を築き寄り添うことが安心に繋がります。また支援者が相談者との境界線をきちんと意識すること、個人情報の守秘義務があることをこの機会に考え直せたのが一番ためになりました。またどんな支援でもそうですが、支援者がバーンアウトしてははじまりません。スーバービジョンを身に着け自身がセルフケアを心がける大切さを再認識しました。
最後になりましたが、今なお暴力にさらされているサバイバーが適切な支援に繋がっていけるよう、力強い連帯が深まることを願ってやみません。よりよい支援を持続可能なものとしていけるよう祈り、実際に行動してまいりましょう。

1月聖書の学び  マルコ10章:32-45より
イエスの死と復活の予告と
弟子たちの無理解(西川晶子牧師指導)
イエスがエルサレムへと先頭に立って進んで行かれるのを見た弟子たちはただならぬ危険を感じて恐れしり込みする。そんな弟子たちにイエスはこれから「人の子」に起ころうとする十字架の死と復活について三度目の予告をされる。「人の子」とは旧約聖書で約束された救世主の称号である。自分たちが信じ従ってきた先生が、いよいよ約束された救世主としての栄光をお受けになられる時が来るようだ、しかしその前に時の権力者の手に渡されて殺される??理解を超えた受け入れがたい言葉に戸惑い、不安で一杯になる弟子たち。12弟子のうちの二人の兄弟、ヤコブとヨハネは都合の悪いところは打ち消して誰よりも早く安心したかったのかイエスに願いでる。栄光をお受けになるとき自分たちを左右の地位につけてくださいと。イエスがお受けになろうとする苦難をまるで分っていないばかりでなく、自分たちの優位、安泰、誇りを得る事しか考えてない。二人の言動に他の弟子たちは腹を立てた。抜け駆けをするとはとんでもない、許せないと・・。どこまでも同じ世俗的な次元での怒りだ。こんな弟子たちの無理解な反応に対してイエスは静かにさとされる。「あなた方も知っているとおり、異邦人の間では、支配者とみなされている人々が民を支配し、えらい人たちが権力を振るっている。しかしあなた方の間では、そうではない。あなたがたの中で偉くなりたいものは、皆に仕えるものになり、一番上になりたいものは、すべてのひとの僕になりなさい。人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのである。」と。
イエス・キリストが受けられた苦難と十字架の死の深い意味がこの言葉に込められている。身をもって示された素晴らしい教えであり、この倫理が人々の間で実践されるだけでも、自分ファーストがはびこる不穏な現代に平和をもたらす道が開けるのではないだろうか。また仕えることは自分をかえって自由に楽にするのではないだろうか。       (まとめ 俵恭子)


DVサバイバーと協働するための支援者トレーニングin 熊本        
主催:東京YWCA 協力:熊本YWCA、
コムスタカ-外国人と共に生きる会

1月7日・8日の2日間タイトルにあるトレーニングに参加しました。25名の参加者は実際に被害者支援を行っておられる方々が多く、長崎、佐賀、別府からも複数参加者がありました。熊本からも8名の方々は行政からの参加者だったり、活動の中にDVに関する事案を扱っておられるような方々で、熊本YWCA会員は全くDVの相談事案に関わったことのない者も含めて4名の参加でした。九州一円からに近い参加者を見て、そんなにDV被害者は多いのかと本心びっくりしました。以前、他県のDVを受けている方と一寸だけ関わりを持ったことはありましたが、このような学びを受けていたら、もっと違った対応が出来ていたかも知れないと今では悔やまれます。 
 1日目の最初にDV、サバイバーを理解する学びがあり、DVとはいったい何?を学びました。DVの基本理解では鳥かごに見立てた社会構図を用い、社会には支配する側の特権グループと標的とされる支配される側があり、その中にDVも当てはまる社会問題であるということです。2日目は支援に必要なスキルを学びをしました。    (江﨑啓子)  
        
1991年YWCAインターナショナルユースギャザリングが日本で開催され水俣市で開かれた分科会に参加した私は、そこで出会ったカナダYWCAのスタッフの様子を今もはっきりと覚えています。カナダYWCAはその当時からすでにDV問題に取り組んでおり、そのスタッフは被害者保護のためのシェルターの運営や様々な被害者支援活動を行っていて、DV被害者支援はカナダYWCAにとって重要な課題だと熱心に話していました。 一昨年より国内のDV被害者支援の一環として、東京YWCAを中心に支援者トレーニングプログラムが始まり、今回の熊本での開催に私も参加することができました。そこには、NPOの関係者というより各地方行政機関の相談員が多数参加していたことは、私にとっては認識を改めることでした。各行政機関が日常的に取り組まなければならない問題としてDV問題が国内でも広く認識されているということです。女性の人権問題に向き合い続けてきたYWCAはなお一層この問題に取り組んでほしいと願うものです。             (森田恵子)

私は今回、「DVサバイバーと協働するための支援者トレーニング」に参加しました。グループワークの1つに、DVの中身を具体的に考えるものがありました。身体的暴力や心理的暴力だけでなく、子供の利用や過小評価・否認・責任転嫁など、その他にも多くあるということを知りました。その中にはショックに感じるものもありました。またサバイバーが逃げなくてはならない現実、保護命令は半年間しかないことなどを知り、驚きました。2日間多くのことを学び、まずは知ることから始めることが大切だと感じました。今回学んだことを、まずは自分の周りの人に伝えて行きたいと思います。       (坂本真紀)



皆様のご協力のおかげで、今年度も3名の留学生に奨学金を送ることができました。
(紙面の都合でファンドンインさん(台湾)と張 子微さん(中国)の感想は来月号に掲載いたします)
「YWCA奨学金を受けて」
  ソウ・カンケン
明けましておめでとうございますこの度は、熊本YWCA奨学金奨学生に採用していただいて誠にありがとうございます。
私は、中国からの留学生です。今熊本大学院生2年生です。現在、研究の内容はGIS到達圏解析ツールによって、公共サービスの影響到達圏を計算して、熊本市土地の相対価値地図が出るということです。
去年の4月から、家族からのお金も無くなって、毎月の家賃とか食費とか全部自分で解決しなければなりません。その後、週4,5回アルバイトして、ぎりぎりで一カ月を過ごします。今も2年生ですが、卒論の準備とかとても忙しくてアルバイトの時間も少なくなっているので、本当に困っていました。しかし、この奨学金無事に採用に預かりまして非常に嬉しく思っています。
日本での留学期間も残り少なくなりました。奨学生に採用していただいたことに恥じぬよう、残りの学生生活を充実したものにしていきます。本当にありがとうございました。

ルーテルYの日常
ルーテル学院高等学校YWCA・YMCA
            2年 吉山 真生
 私たちは、毎週火曜日の午後5時から6時の間にミーティングを行っています。学校に文化部の部屋が足りないので、室園教会の会議室をお借りして、聖書朗読や賛美、祈り、打ち合わせをしています。賛美歌は、学校の礼拝では歌わないような賛美歌(「祈ってごらんよわかるから」・「鷲のように」・「海と空造られた主は」など)を歌っています。英語と日本語で聖書朗読をし、主の祈りも英語で唱えます。なんでも勉強だと思ってやっていると、慣れてきました。また、牧師の西川先生が、お菓子と飲み物を用意してくださってることも、楽しみの一つとなっています。(先生と室園教会に大変お世話になっているのです)1月末の例会では、熊本Yのセンターで催される留学生バザーに協力している男子に触発されて、2月の福寿草バザーに参加しようということになりました。新入会員の歓迎や卒業生のお別れ会などで、時々パーティをすることもあります。今年度は近いうちにタコパ(たこ焼きパーティのことです)をする予定が立ちました。
私たちは、ボランティア活動や聖書を読むこと、賛美をし、とりなしの祈りをすることなどをとおして、良い人格を形成し、人間力を高めていきたいと考えており、周囲の人々のためにも、自分自身のためにも、話し合いながら活動をしています。
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