スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

熊本YWCA新聞9月号

 2013-09-12


GATE上映会を終えて

                                    俵恭子 
今秋50周年を迎える熊本YWCAの記念企画第一弾、核廃絶を目指してつくられた映画「GATE」の上映会が、去る8月24日(土)熊本市民会館に来場者320名を集めて開催された。熊本での上映会開催を強く願ってお一人で214枚ものチケットをさばいて下さった長崎被爆者の石原照枝さん、上映会運動をボランティアで各地で推進しておられる大分の小松さんらの強力な支援があって実現した。また会員及びおおぜいの方々のご協力に感謝している。
 2005年ニューヨークで行われた核拡散防止条約再検討会議開催時に、一般市民の力で核兵器解体に参加する道を開くことを目的に設立されたNGO「世界核兵器解体基金」のことを知らない人は多いと思う。「GATE」はその創設者であるマット・テイラーが同年監督制作した映画である。日本生まれ、日本育ちのアメリカ人監督は、核廃絶はどうしたら実現するか、長崎のある大僧正に問う。師は答える。広島と長崎の間にある星野村に60年間燃え続けている原爆の火を、世界最初の原爆実験の地であるアメリカ・ニューメキシコのトリニティーサイトに戻し、消すことで負の連鎖の輪を閉じることができる、と。師に託された使命を帯びた数名の僧侶たちが、トリニティーサイトへの巡礼に旅立つ。原爆の火を掲げ、船でサンフランシスコに降り立ち、砂漠や山、250もの町を全行程、2500キロ、25日間黙々と歩き続ける。灼熱の暑さに耐えつつ・・。「抗議」ではない、平和をただ願う祈りの行動は、アメリカ一般の人々の共感の輪を広げ、いままで堅く閉ざされていたトリニティーサイトの門「GATE」がついに開き、火は、祈りの言葉が書かれた紙を燃やして完全に消える。トリニティーの土と混じった灰が核保有大国代表者に核廃絶のメッセージと共に送られた。「GATE」は僧侶たちのこうした旅の一部始終を淡々とドキュメントしたものであるが、静かな深い感動が観たものの心を揺さぶる。平和への祈りは宗教や国、言葉を越えた人類共通の願いであり、人をつなぐ希望なのだと。この映画の益金は核兵器解体基金に、鑑賞後に寄せられたたくさんのメッセージと共に送ることになっている。以下は感想の一部である。
「核兵器廃絶の祈りを持ってトリニティーサイトに行きついて「原爆の火」を消した僧侶たちがいたこと、知りませんでした。この強い祈りと願いを、私も少しなりとも分かち、自分のものとしたいと思いました。」「原爆の恐ろしさをまざまざと知ることができ、今日はとても感動し涙が止まりませんでした。今後も子ども、孫たちのために原発再稼働にも反対していきたいと思います」「この映画をもっと多くの人に見てほしい。知ってほしい。戦争を知らない私たちの世代だからこそ、しっかり考えなければいけないと思った」等々。
 日本政府は、この夏の参院選後、非暴力平和に逆行する軍事力を容認し行使できるための布石をますます露骨に着々とすすめています。平和への門を敢えて閉ざすこうした動きをくいとめるため、私たち市民はどうすべきか、今1人1人が問われているのだと思います。
 

7月聖書の学び   十戒より  
熊本改革派教会・宮崎牧師指導
第9戒「隣人に関して偽証してはならない」
 この戒めのテーマは、真実である。どの人も、人と人との関わりの中で生きる存在であるから、隣人について何かを述べるとき、それは愛に根差した真実を語るものでなければならない。悪意をもって人を非難したり、憎しみを持って中傷すれば、たとえ事実に基づいて語られたとしても、そ
れは真実ではなく偽証となる。
ウェストミンスター小教理問答(1648、英国)には、第9戒で求めていることは、「人と人との間の真実と、また私たち自身と隣人の名声とを保ち、高めること、特に証言する時にそうすること」とあり、禁じられていることは「何事であれ、真実を損なうこと、あるいは私たち自身や隣人の名声を傷つける事」と書かれている。
 犬山教会牧師の金起泰師は九戒について次のように述べている。「言葉と舌」は神が人間だけに相互の交わりのために与えた恵みであるが、同じ口から賛美と呪いが出てくることがないように(ヤコブ3:10)舌を制御できる力が求められる、と。具体的な教訓として、第一に、人との対話の中で第三者の名前をあげての悪口と非難をやめること。第二に、電話あるいはハガキ等で人に対する偽りの言葉や誹謀をしないこと、とある。偽証の禁止命令は、消極的には人を悪口や,非難、中傷で窮地に追いこんではいけないということであり、積極的には、隣人を愛しなさいということである。聖書の学びは、私たちの具体的な日々の生活の中で思い当ることが多々あり、自らを振り返り学ばせていただける豊かな時間です。(俵)


広島での考え―民主の力
熊大留学生 章丹芬(中国)
今年の8月6日に、広島原爆の68周年を迎えました。私は、日本YWCAと熊本YWCAのおかげで、7日から9日まで戦争や核の在り方を考える三日間を広島で過ごせました。申し込み前は、遠くて、暑く、そして、お金もかなりかかるので、迷いましたが、YWCAの皆さんが一つ一つ解決して下さって、やっと今回の旅を行うことができました。「行って、よかった。」旅が終わったとき、そういう気持ちが強くなりました。こういう形の旅行もあるんだと初めのころ、私はびっくりしました。確かに、名前の通り、考える旅でした。見て、考えて、分かち合い、言葉が異なるとしても、ああいう惨事を見るときは、気持ちが通じていると思います。さらに、その瞬間、日本、韓国、中国という区別がなくて、原爆は全人間の痛みであると考えました。
三日間しかないですが、予定がいっぱい入っていました。昼は見学したり、夜も交流会とか、基調講演があったりしました。一日目の平和資料館見学は、私がもっと理解できるように、日本人の大学生希さんがついてくれて、写真や展覧物の背景も説明してくれました。資料館では、二回の世界戦争のことも説明されました、戦争のため、日本国民が味わった苦しさを初めて知りました、二日目の市役所資料館でも見たんです――当時日本政府は国民総動員を国策として推進しました。国民に対する思想面や物質面での統制を通じて、生活物資も戦争優先のため手に入らなくなり、大義の戦争だと思う国民が数多くなりました。独裁は戦争になりやすいものだと私は考えています。国民一人ひとりが自分の声を出せないので、国家の運命は上の人次第だからでしょう。幸い、今、日本は成熟した民主国家であって、今回の福島第一原発事故でも、原因追究について、国会、政府、東電、民間の4つの事故調ができました。原発の再稼働についても、国民が自分の声を十分に出して、効果をある程度収めました。事故処理には賠償などいろいろな問題が残されていますが、国民の参加や監督の下で、政府もやむをえず、より公平に、被害者の立場で処理すると私は信じています。これは民主の力でしょう。日本に来てから1年間、日本人の平和への憧れは不思議なほどでした。今回の旅を通じて、戦争の失敗や原爆を経たからこそ、日本人が平和を宝として追及していることを少し理解しました。また70年近く築かれてきた民主制度が平和実現の保障だという考えは今回最大の収穫でした。


 ありがとう!そして、おめでとう! 相馬高校放送局
―相馬高校放送局九州招聘・作品上映会 報告―    
石原明子(九州招聘実行委員会代表)

 去る4月4日から7日にかけて、福島県立相馬高校放送局の生徒さんお二人と顧問の渡部先生を長崎・水俣・熊本にお呼びして、彼らが東日本大震災の経験に関連して制作した作品を上映する会を、熊本YWCAをはじめとする多くの団体や個人の方々から支えていただきながら、実施することができました。
 今回の企画では、単に上映会をするだけではなく、相馬高校の皆さんを長崎と水俣にご案内し、長崎原爆と水俣病に関する資料館や史跡を巡るほか、長崎の被爆者であり平和を推進してこられた方々、また、水俣病患者であり尊厳の回復のために闘ってこられた方々と交わりのときをもつことができました。この間、長崎では長崎YWCAのご協力を、そして水俣では熊本YWCA会員で水俣在住の大澤菜穂子さんに上映会や交流プログラムの全面的な支援をいただきました。ここにお礼を申し上げます。
 上映会には、3会場で述べ400名近くの幅広い年齢層の方々が参加して下さいました。作品が訴えている内容の重みに加えて、会場と相馬高校の皆さんとのやり取りの中でこころを深く触れられ、会場で皆が涙を共にする時間もありました。そして最後には多くの方々が感想をお寄せ下さいました。その中の許可をいただいた感想につきましては、相馬高校九州上映会のウェブサイトに掲載いたしましたので、ご覧いただけましたら幸いです。
 そして、7月26日のこと!とてもうれしいニュースが舞い込みました。今回の企画でお招きした相馬高校放送局・局長の鈴木ひかるさんが、震災からこの長崎・水俣・熊本の上映会までの体験を振りかえるビデオ・ドキュメンタリーの新作を制作されたのですが、それが、今年度のNHK杯全国高等学校放送コンテストで全国一位!に輝きました。同じくお招きしたもう一人の部員である但野さんの言葉で締めくくられる鈴木さんのその作品は、8月15日の終戦記念日の朝9時からNHK教育テレビで全国放送されました。おめでとうございます!
 この二人の生徒さんは、高校3年生。たくさんの経験と思いを携えて、新しい未来へのステップに向けて準備中と聞きます。そして同時に、相馬高校放送局では過去にない数の新入部員を迎え、またまた頼もしい後輩たちが育っていると聞きます。また、相馬高校の皆さんとどこかで再会できることを楽しみにしながら、これからも、九州と福島など東北との交流を続けていきたいと思います。
改めまして、相馬高校放送局のみなさん、ありがとう!そしておめでとう! そしてこの上映会を実現する大きな力となってくださいました熊本YWCAの皆様に心から感謝を申し上げます。


九州招聘プログラム 
2013年4月4日~7日
4日:長崎原爆資料館見学→被爆者の城臺美弥子さん・山川剛さんらと交流
→原爆史跡見学→上映会(長崎泊)
5日:長崎市内散歩→水俣へ移動、
水俣にて、相思社の永野美智さんのご案内で水俣病資料館→市内の水俣病史跡見学
→相思社の水俣病歴史考証館→ホットハウス→もやい館で上映会
→湯の鶴温泉宿泊(水俣泊)
6日:水俣で緒方正実さんのご自宅でお話を伺う
熊本へ移動→熊本上映会(15:00~18:00)→俵さん宅にてホームスティ(熊本泊)
7日:熊本市内見学、帰路へ
相馬高校放送局の生徒さんからのお便り
相馬高校放送局、九州訪問にあたり、ご支援して下さったすべての方々へ


鈴木ひかる
夏空が眩しく感じられるころとなりました。いかがお過ごしでしょうか。
このたびは高校放送局、九州訪問にあたり、たくさんのご支援とご協力をいただき本当にありがとうございました。短い時間ではありましたが、とても貴重な経験をすることができました。
今、振り返ると、あの4日間は、今まで生きてきた中で、いちばんと言ってよいくらい濃いものでした。長崎、水俣をまわり、今まで知らなかったことや、改めて向き合った現実に、正直心が折れそうにもなりました。三回連続の上映会では、福島で生活している自分たちの現状を伝えることに不安や抵抗を抱くこともありました。しかし、それでも、出会った人たちからの熱い思いや言葉、優しさを思い出して、あたたかな気持ちになる度に、熊本、水俣、長崎に行ってよかったと、心から思います。上映会後には、同世代の学生と交流する機会も何度かあり、自分がいかに狭い考えで生活していたか、ということにも気づけました。同じ視点で世の中を見ている仲間がいるのだ、とうれしく思うと同時に、もっと前向きに生きよう!と思えました。
最終日のホームステイでは、とてもあたたかくて、幸せな感覚を味わうことができ、とても楽しかったのを覚えています。
今回の九州訪問で私が学んだことは、あまりにも多すぎて、正直、いまだに消化しきれていません。ですが、すべての出会いに感謝し、教えられたことをこれからの人生の中で、少しずつ自分のものにしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。


但野仁美
長崎、水俣、熊本で上映会をさせていただく機会を作ってくださいまして、本当にありがとうございました。
今回の訪問では、考えさせられる事が多くあり、なかなか頭の整理がつかずに色々な考えがしばらく自分の中で渦巻いていました。もしかすると、まだ、自分の中で完全に整理はついていないのかもしれません。日本の歴史のことや、離れた地域ではこんなにも福島の現状は伝わっていないということ、そして福島に対する偏見。ショックなことも沢山ありました。
しかし、あの日以来、私は将来目指すべきものがはっきりしてきました。
それまでは、福島の復興のことで頭がいっぱいでしたが、それぞれの地域の方にお話を伺い、直接この目で現状を見ることで、日本には私が完全に過去のものだと思っていた、解決されていない問題がまだまだ沢山あるのだと知りました。また、その事を知らない人が多いことも。
直接政治をしているのは大人たちですが、これからその法の下で未来を生きていかなくてはいけないのは私たちの世代のはずなのに。
私たちの世代を教育する大人たちも日本の問題全てを知っているはずもない、この循環の中で自分が生きている事すら知りませんでした。
今回このような機会をいただいて、そのことに気付き、そして日本の抱えているものに気付いたからには行動しなくてはならないと思うようになりました。
問題を抱えているのは福島だけではない。他の地域も抱えているであろう問題に目を向け、自分のできることからアクションを起こしていこうと考えています。
また、もう一度長崎、水俣、熊本を訪れたいと考えています。もっと詳しく、お会いした方々が行っている活動について教えていただき、私も協力したいです。大学でも、政治の事を勉強し、もっと具体的に問題解決についてお話したいです。
またお会いできる際には、もっと成長した私、そして復興に向けて動き出した福島を見ていただけるように頑張って生きて行こうと思います。


馬毛島(マゲシマ)クロス上映会〔平和の集い〕    8月4日(日)
   清重慧子
 当日は雷を伴う雨が降るというお天気でしたが、ルーテル室園教会に35名ほどが集まる上映会になりました。
 題名となった「馬毛島」は鹿児島県種子島沖にある島です。30年ほど前までは人が住んでいましたが、開発業者がそのほとんどを買い占めて私有地とし、現在は立ち入り禁止の無人島になっています。
 この映画は、もう一度そこに渡りたいと願う島出身の女性と馬毛島二世の若い男性を中心にした、この島に向ける望郷のお話でした。島を離れたあとの人々の生活やその変化、渡航への努力や協力のエピソードが描かれますが、結局は誰も島に渡ることは出来ずに終わります。
 立ち入り禁止の島のお話ですから、当然のことですが映像の中に現在の馬毛島の様子はひとつも出てきません。映画の冒頭に上空から撮影した、十字の形に森が切り開かれ、むき出しの土の色が見える島の姿と、終わりに出てくるかつての生活の写真があるだけです。
 何故立ち入り禁止になったかという背景については、この映画の宣伝リーフレットを読まなければ理解しにくいように思えました。この島の買収は、いずれ米軍の訓練基地として国による買い上げ誘致をみこして行なわれ、先行投資として固有種のマゲシカの住む森や他の自然を破壊して滑走路状のものが十字形に造られたまま、今も使用されることなく放置されているとのことです。
 出席された方の感想に、「日本の縮図」という言葉がありました。基地化という目論見は別にしても、目先の利益の為に手放されてゆく生活の場や自然の破壊の過程は、日本の離島・過疎地のどこにでも当てはまる話だと思います。この物語の先をどう作ってゆくかは、私たちに問われていることのようです。
 当日、馬毛島への軍事基地移転の反対署名集めがありました。またこの映画のDVDを希望される方には、YWCAを通して購入可能ということです。           


旅   ニース  第2回 
                   石田喜美子
この年でシンデレラ・シンドロームもあったもんじゃないんですが、そこはそれ本卦帰りもすぎますと乙女とやらに戻れましてフランスはニースに飛びました。
何処までも青い海と白い砂浜、プライベートビーチのデッキチェアーに横たわる私に冷たい飲み物を運んでくれるのは、アランドロンかはたまたモーリスルネか(ブラビやデカプリオではいけません)。そう、いっときの映画の世界を堪能するのです。例え隣で寝そべっているのが典型的な日本人スタイルの夫であっても目を閉じればここはあの「太陽がいっぱい」のリビエラなんです。ほら、あそこに金髪の女性を連れた年配の男性が悠然としかも日常的な風情で日光浴を堪能しているじゃありませんか。飲み物をオーダーしてチップを払うその仕草にもオーラが漂っています。
そうそうチップは時折重宝なものです。受けたサービスが評価でき、感謝の気持ちが何ユーロかで表せるんですから。もっとも渡し方を失敗してしまうこともありますが、そこは外国人ってことで許してもらいましょう。路上の物乞いの多さにも驚かされますが、あれもパフォーマンスの一つ?とさえ、思わされます。空き缶を前に地面に頭を擦り付けているその人たちの前を、現地の通行人が何も見なかったように通り過ぎる又は小銭をさらりと落としていく名人芸には異文化を感じます。伝統的な格差社会、はっきりとは見えませんが旅人にもそこここに空気のようにそれが感じられるこれもヨーロッパ文化の一つなのですね。束の間の夢のような一時が過ぎると帰国後には極貧生活が待っています。もう少しこうやって地中海を楽しんでいましょう。

関連記事
スポンサーサイト
タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://ywcakumamoto.blog.fc2.com/tb.php/19-0d98aba1

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。