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熊本YWCA新聞2013年2月号

 2013-02-12

講演「世界の女性の歩みと、地域で暮らす私たち」に臨んで
                                              石田喜美子
まず講師“有馬 真喜子”氏のプロフィールに触れましょう。「国連女性機関日本国内委員会 理事長」とあります。「国連女性機関」初めて聞く名前でした。ジェンダー平等と女性のエンパワーメントの為に活動する国連機関とあります。2010年に国連総会によって作成されました。ユニセフなどと同じような存在だそうで、事務局長は3人の子供の母親であり小児科医でもあるチリ前大統領です。さて有馬氏にもどります。十指に余る輝かしい経歴、受賞にもかかわらずそのお話しぶりや表情は さすがと思わせるものでした。いくつもの戦いや困難を乗り越え、人々の厚い信頼を得てこられたお人柄を思わせる暖かい優しいものでした。
「世界の女性とともに歩む」これはYWCAの「世界中の女性と幸福を分かち合う」という理念に沿うものでさらに雇用の問題、家庭内暴力、いじめ、環境の問題等に取り組んでいられると聞きまさに心強い同志を見る思いでした。世界中がややもすると悲観的になるほど混沌としている時、今こそ女性の力が必要なのではないでしょうか。あらゆる面での女性の関与、女性の経済的エンパワーメントの推進、国の開発計画と予算へのジェンダー平等の反映等々が行き詰った世界を変えていくのではないのでしょうか。お話を伺っていて同じ思いを分かち合えるうれしさで力が湧いてきました。
ところで今日本は世界から期待されていることがあります。それは「災害と女性の問題」そして「高齢化と女性の問題」です。まさに私たちが身近に抱えている又世界中が抱えている大きな問題です。悲惨な災害下での日本全体、あるいは地域での具体的な活動や取り組みの例を世界に紹介し発信していくことが求められています。日本人としての責任の在り方が改めて認識させられます。「グローバルな視点で考え、行動は地域から」あるオーストラリアの女性の言葉だそうですが世界中で共有できる言葉です。
講演会の後は熊本市長や潮谷氏(前熊本県知事)等を交えての「男女共同参画活動フォーラム」が行われ、熊本県下の活動状況、課題等が取り上げられました。平成12年に設立された「熊本県男女共同参画活動交流協議会」は県や市と連携をとりあいながら団体や企業によって活動が続けられています。県内でも少しづつ進化していく過程が感じられました。
講演会冒頭での「熊本大学男女共同参画推進室」の取り組み」についての報告とさらに近い将来、熊本大学全教職員の男女の比率を等しくしたいという学長の発言には頼もしさを覚えました。
改めてYWCAの使命と活動に思いを噛みしめながら熱気の残る会場を後にしました。




1月聖書の学び   十戒より  
熊本改革派教会・宮崎牧師指導

第3戒「あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。」
名は自分が何者かを示すもの、主の名とは、神が御自身を啓き示すものであるので、これをみだりに扱ってはならない、という戒め。ウェストミンスター小教理問答書では、この第3戒について3つのことが説明されている。まず主の名について。出エジプト3:14で神はご自分の名を「有りて有るもの」と言われた。これはヤハウエ(私は共に在るの意)と発音されたが、みだりに唱えてはならなかったため人は神を称号でアドナイ(主)と呼ぶようになった。その属性は全能、聖。神は、み言葉とみ業(聖書と大自然を含む)を通して御自身を示されている。新約においてはキリストを通して。その別名はインマヌエル(神我らと共に在り)である。
次に、第3戒は、神が御自身を知らせるのに用いておられるどんなものをも汚したり濫用することを禁じるものである、と説明。神の名を軽率な誓いや、のろいのために用いるのはもってのほかである。さらにこの戒めが第3戒に加えられている理由は、この戒めを破るものはどんなに人々からの罰を逃れても、神ご自身の正しい審判から免れさせることはなさらない、と知らせるためと説明。
 主の命令によってなすべきこと、守るべき規定(10戒)を、社会的次元でとらえて考えると、今の時代多くの規範が緩み、歪んできているのではないか。沖縄基地問題、憲法9条改変の動き、原発事故放射能汚染の問題等々、小選挙区制選挙の結果自民党の圧勝で日本の議会制民主主義が危機に瀕している。「平和の君」主イエスの視点からこれからの日本の政治を見守り、聖書を読み学び、しっかり立つべき地点に立って物事を考え対処していく思慮と勇気が与えられるよう祈りたい。     (俵恭子まとめ)






◆インドYWCAの女性への暴力抗議行動
2012年12月、23歳の女子学生が集団レイプを受け死亡した事件を契機にインド各地で大きな抗議運動が起きていますが、1月に入っても性的暴行・殺害事件が相次いでいます。インドYWCAは、教会関係・人権関係・ユース関係団
体およびネットワークとともに、自国政府に対し以下のことを求める呼びかけを行っています。
1.公共の場所への、女性警察官を含む警察官の派遣とパトロールを強化し、暴力事件を予防して女性の安全を保証すること。女性にとって安全な町にするためのインフラを整備すること。
2.裁判所におけるレイプ事件への対応速度を早め、法廷審問を毎日おこなうことで6ヵ月以内に判決が降りるようにすること。警察による捜査には時間的期限を設けること。
3.捜査手続きを定めすべての警察署に周知し、それをきちんと履行しない警察官に対する措置を講ずること。
4.女性に対する悪質な犯罪を扱う際の警察の対応の鋭敏性、効果的な捜査、ならびに責任を持った対応を強化すること。
5.レイプ被害者に対し、遅延や複雑な手続きなく緊急救援、法的支援、医療支援ならびに長期リハビリテーションが提供されるようにすること。
◆インドYWCAへの連帯メッセージ募集
世界YWCAはこの状況を深刻に受け止め、インドYWCAに連帯するとともに世界中の政府に対して女性への暴力に対する取り組みを求める呼びかけを発信しました。日本YとインドYは近年、インドY主催の環境に関するユース・プログラムに日本Yから参加者を派遣(2012年6月)、「ひろしまを考える旅」にインドYからの参加を得る(同年8月)など、緊密な交流・連携を行ってきました。女性の権利が守られる安全な世界求めて共に活動するNGOとして、日本のYWCAからも連帯のメッセージを送りたいと思います。
日本YWCA(office-japan@ywca.or.jp 担当:小笠原)まで2月12日までにお送りいただければ、集約してインドYWCAに送付します。


推薦図書
「忘れかけていた大切なこと」

 著者 渡辺和子 PHP文庫
          本体476円[税別]
最近友人から薦められたこの本は、人間関係を豊かに生きるためのエッセンスが満載のすばらしい本でした。
 ほほえみはお金も使わずに心がゆたかになれる。微笑み一つで人生は変わる。
ぜひ皆様の座右の書としていただきたい本です。            (江崎啓子)




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